2023年9月19日、この日は松屋の新商品「ネギ塩牛焼肉丼」と「キムチ牛めし」の発売日。いつもの如く私(サンジュン)は、新商品を記事化しようと近所の松屋へ。そこで起きたのは、なんともやるせない出来事だった。
この記事を執筆するにあたり少々悩んだが、まずは客観的事実だけを記載し、最後の私の主観を述べさせていただこうと思う。
・何があったのか
松屋の新商品「ネギ塩牛焼肉丼」と「キムチ牛めし」を実食すべく、私は近所の “松屋A” へ。食べ比べでもいいし、どちらかが抜群に美味しければ単体で記事にしてもいい。この時点で切り口は決まっていなかった。
時刻は15時半頃。なぜこの時間になったかというと、両商品の発売時間が15時からだったため。普段は午前10時スタートがデフォルトであるが、連休の兼ね合いもあるのだろうか、この日は15時から発売開始と予告されていた。
両商品の食券を購入して待っていると、店員さんから「ネギ塩牛焼肉丼のネギダレが売り切れたため、お作りできません。返金しますか?」との打診が。「30分で?」とも思ったが、ここは大人しく返金手続きをしてもらうことにした。
で、やってきたもう片方の「キムチ牛めし」が、事前に調べていた商品と明らかに違うではないか。画像にはあった海苔がトッピングされていないし、これは要するに「牛めしのキムチトッピング」でしかない。
・負の連鎖
私の思いは後回しにして、松屋Aを後にした私はすぐさま “松屋B” へ。あらためて「ネギ塩牛焼肉丼」と「キムチ牛めし」とオーダーしたところ、こちらの店舗では「売り切れのため……」などの説明は無かった。
やがて到着した「ネギ塩牛焼肉丼」に関しては特に問題なし。そして先ほどの店で「絶対に違うだろ」と感じた「キムチ牛めし」はというと、今度はチーズが入っていた。
話がややこしくなるので「ネギ塩牛焼肉丼」に関しては置いておくが、要するに「キムチ牛めし」は、どちらの松屋でも実際の商品とは違う料理が提供されたという話だ。
・現場の人は悪くない
ここからは推測も含めた私の思いを記述するが、私自身は現場の店員さんたちに対し、1ミリも悪感情を持ち合わせていないことを強めに強調しておく。特に松屋Aで対応してくれた外国人の店員さんたちは「2品とも断ることはできない」と、必死に対応してくれたと感じている。
また謎のチーズ入りだった松屋Bに関しても、わざとチーズを入れた可能性は極めて低いと考えている。要するにどちらの店舗も問題点は「本部(店長クラス含む)の対応が追い付いていないこと」なのではなかろうか?
もちろんどちらのメニューもタッチパネルには表示されており、誰でも購入できる状態になっていた。「だったら現場の人たちにちゃんとオペレーションしておいてよ」というのが私の率直な思いである。
・実は最近、多いのだ……
おそらくこれが1日か2日も経てば “ちゃんとした商品” が提供されるのだろう。加えて事前に商品を調べていなければ「こんなもんなんだろうな」と、納得してしまうお客さんもいるかと思われる。
私自身、松屋に対しても、そして現場で対応してくれた店員さんに対しても「腹が立つ」などとは感じていない。……が「ちゃんとして欲しい」とは思っている。そしてその責任の大半は「本部側にあるのでは?」と個人的には考えている次第だ。
この際だから言ってしまうが、実はここ半年ほどで似たようなことが2回ほどあった。その際は「単純なミスかな?」とも思ったが、こうも頻繁に続くと「松屋側の問題」と思わざるを得ない。
この問題は、味が云々とか、価格が云々の話ではない。「もう売り始めちゃってるんだから、ちゃんとしたものを売ろうぜ?」というシンプルなお願いである。今後の改善を期待したい。