またしても我らが日清食品がやらかしやがった。なんの話かというと、2023年9月11日(月)から『特上カップヌードル』の販売を開始するのだ。と、特上の……カップヌードルだと?
相変わらず奇行が目立つ日清食品であるが「悪ふざけしても絶対に外さない」のが同社のすごいところ。果たして『特上カップヌードル』はどんな仕上がりになっているのか? 全4種類を食べ比べてみることにした。
・52歳の誕生日記念
まず説明しておきたいのは『特上カップヌードル』が “52回目の誕生日” を記念して発売される商品だということ。カップヌードルは1971年9月18日生まれ。竹野内豊さんや藤原紀香さん、さらにはユースケ・サンタマリアさんらと同じ歳なのである。
その52回目の誕生日を記念して発売される『特上カップヌードル』は「しょう油」「カレー」「シーフード」「チリトマト」の定番4商品が、それぞれ特上へとレベルアップ。メーカー希望小売価格はいずれも税別259円なので、通常のカップヌードル(税別236円)より23円高い計算だ。
・どこが特上?
わずか23円で特上になるなら、かなりお得感がある気がしなくもないが、大切なのは味。というか「何をして特上と言い張っているのか?」が非常に気になる。というわけで、まずは日清による「ここが特上でっせ!」というポイントを説明しておこう。
特上カップヌードル: 特製トリュフ風味オイル、カップヌードル史上最大サイズの謎肉入り
特上カップヌードル カレー: 後がけスパイス、皮つきポテト入り
特上カップヌードル シーフード: 濃厚白湯スープ、えび入り
特上カップヌードル チリトマトヌードル: 特製ホットチリ風味オイル、唐辛子謎肉入り
そう言われたところで「ほう……」としか思えないことはさておき『特上カップヌードル』はどれくらい特上になっているのか? 日清から事務所に送られてきた『特上カップヌードル』全4種類を食べ比べてみたので、以下でご覧いただきたい。
・特上カップヌードル
いつものカップヌードルと比較して……俄然違う! メチャメチャ違う!! ポイントはズバリ「特製トリュフ風味オイル」で、ふくよかな香りがガチで最高! 素直に「これは特上だわ」と思える圧倒的な完成度の高さである。あと、謎肉も一応大きかったです。
・特上カップヌードル カレー
正直なところ「後がけスパイス」はよくわからなかったが、全く違ったのは “粘度” である。元々カレーヌードルはとろみがある商品だが、特上はもはや油そばレベル。全体的には旨味が2段階ほど強いカレーヌードルであった。まあでも「上」くらいかな?
・特上カップヌードル シーフード
ぶっちゃけ「あんまり変わらない」と思ったのがシーフードである。いつもよりスープは濃い気がしたが「お湯を少し減らせばいいんじゃね?」と思ったことも事実。ノーマルのシーフードより劣っているということはないものの「やや上くらい」に留まった。
・特上カップヌードル チリトマトヌードル
個人的に1番好きな「チリトマト」は味が劇的に変わっていた。オイル効果でタバスコのような香りが漂い、スープも辛味と酸味が利いた “本格派チリトマト味” になっている。
ただし、いつもの「チリトマト」のいいところは「チリトマト」と言いつつ、全く辛くなければチリでもない “優しい味わい” だ。確かに特上にはなっていたが「特上チリトマト」に関しては好みが分かれるかもしれない。
・断トツはしょう油!
ご覧のように「全然違うし、マジで特上だった!」と自信を持ってオススメできるのは、しょう油味の『特上カップヌードル』である。2番手は「チリトマト」で、カレーとシーフードに関しては「特上に至ってる……のかなあ?」というのが率直な感想だ。
というわけで、俄然オススメはしょう油! しょう油味の『特上カップヌードル』である!! 食べた瞬間に「マジで特上やん!」と思えるハズなので、気になる方はぜひ1度ご賞味いただきたい。あとカップヌードル、52歳の誕生日おめでとーー!! つぶやきシローさんも同じ歳だって!
参考リンク:日清カップヌードル
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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