腹が減ったので近所の松屋に行ったところ、2023年8月15日から松屋が新作を出していた。3種の「ガパオライス」だ。
15日と言えば、私は夏コミ2日目に撮ったコスプレ写真のレタッチに追われ、当サイト編集部はお盆休み。完全にノーマークだった。
へぇ、ウマそうじゃん? 今日はこれでいいや……と食ったところ、何だこれ! 狂ったようにうめぇぞオイ!! 3種全制覇するしかねぇ……ッ!!!
・3種
ということで、松弁ネットでオーダー。食べきるためにライスは全て少なくした。
ちなみにモバイルオーダーを使用したのだが、ノーマルに自動的に50円引きのクーポンが適応されていた。合計で2320円。
ノーマルは鶏ひき肉に、ピーマンやズッキーニなどが入っており、バチバチと喉を激しく責めたてる系のスパイスみあるカラさが特徴だ。そこに、ごろチキでお馴染みのブロック状のチキンが入ったバージョンと、ハンバーグが入ったバージョンの3種展開。
・カラさのノーマル
要は肉が違うんやろ? って感じだと思ったのだが……実際に食べ比べてみると、それ等の肉による味わいの変化が思ったより大きいことが発覚!!
まずはノーマルだが、昨今のクソ高湿度と暑さによく合うアジアジなカラさを求めるのであれば、こいつが最強だ!
デフォルトで入っている鶏ひき肉は、それ単体でも十二分に “肉入りの料理を食った” 感を発揮してくれる。別にチキンやハンバーグが無くとも、こいつに物足りなさは無い。
何も阻害するものが無いため、ガパオソースのストレートなウマさが十全に感じられる。通常、この手のノーマルバージョンは貧弱だったり没個性だったりするが、今回はノーマルが最も攻撃的というパターンだ。
・約束されたチキン
チキンについては、ぶっちゃけ何も言うことが無い気もしている。
ごろチキやシュクメルリのヒット以来、何かと登場しがちなこのチキン。ブレることのないプリプリ感。ある程度の勝利は約束されていると言っていいだろう。
このチキンの存在感は絶大だ。そのため、ノーマルにあったバチバチとした辛さが、肉厚チキンでマイルドに感じられるという変化が生じている。
これはトレードオフ。チキンをとるか、カラさをとるか。とはいえ、スパイシー感が全く失われたわけではない。3割減くらいだと思う。
・肉肉しいハンバーグ
最後はハンバーグ。
このハンバーグは、恐らく従来からあるお馴染みのものだろう。この新作のために作られたハンバーグとかではないと思う。
こちらもチキン同様にカラさは減衰。そのかわりにビーフィー感がアドされ、肉肉しい食べ応え。チキンともだいぶ違う。個人的にはこちらの方が好みかもしれない。
まとめると……どれもうめぇ!! ガパオライス自体はコンビニやファミレスでも見るが、松屋の特徴は容赦ないカラさと強めのオイリー感だと思う。
カレーでもそうだが、スパイスの使用にためらいが無いのが良い。オイリー感については好みが分かれるポイントだと思うが、個人的には食べ応えを感じられて好印象だ。これはヒット商品だと思う。