皆さんは覚えているだろうか? いや、きっと覚えていないと思う。尋ねた私(佐藤)でさえ覚えていなかったのだから、誰も覚えていないはずだ。
昨年の今頃、私は「ゴディバカフェ大宮店」に訪問していた。なぜならその当時、ゴディバのクレープを食べられるのは大宮店だけだと知ったからだ。その時、私はクレープに関するレポートをこんな形で書き出していた。
「ゴディバはズルい! 美味しそうなデザートメニューを地域限定で販売したりするんだもの!! 知らない人もいるだろうけど、2022年4月に福岡に「GODIVA dessert」ってデザート専門店をオープンしてたんだぞ!
ゴディバのオリジナルクレープはそこでしか食えなかったんだ。不公平だろ!」
……めっちゃ怒ってる、去年の私はめっちゃ怒っていた。その怒りがゴディバに伝わったのかどうかしらないけど、2023年7月15日、東京・原宿にもゴディバデザートがオープンしたのである。クレープの聖地、原宿でもゴディバクレープが食える! やったね!!
しかも! ここでしか食べることのできない「スペシャルクレープハラジュク」(税込1276円)を販売しているのである、やったね~~!
改めて、昨年の私の怒りの声を振り返ってみよう。
「ゴディバはズルい! 美味しそうなデザートメニューを地域限定で販売したりするんだもの!!」
この当時、私は販売していない側の地域の人間だったが、今は違う! 販売している側の地域の人間になったのだ! やったね!!
……だが、私は知っている。まだ都内でも販売していない商品があることを。たとえばゴディバのパン(ゴディバ ブーランジェリー)の「チョコレートバブカ」とか「ショコラキューブ」は都内で買えないんだよ。
チキショー! いまだ不公平は是正されていないじゃないか。なんとかしてくれよ、ゴディバッ!!
・原宿限定のスペシャルクレープに苦戦
……さて、ボヤキはこのくらいにして、その限定クレープについてレポートして行きましょう。商品はこちら!
ソフトクリームスタンドにクレープが突っ込んであって、さらに円筒形の筒に差し込んである。安全対策バッチリ! 私のようにドン臭いおっさんでもひっくり返さずに済む。さすがゴディバ!
この商品は生地・具材・トッピングのすべてにカカオを使用しているチョコづくしのクレープなのだとか。トップにとろ~りとかかったメルティングチョコも原宿限定のトッピングである。要するに、特別なんですよ、すべてがね!
食べるに当たって、まずはこのロゴ入りチョコから片付けないとな。チョコをつまんで持ち上げると……。
あ! ヅラ(カツラ)が外れるみたいに、チョコが全部持ち上がってしまった……。
まさかチョコが全部取れるとは……。コレ、どうやって食べたらいいんだ。ひと口で食うにはデカすぎるし。参ったな……。
チビチビ食ってやる! ってことで、ヅラ状のメルティングチョコから成敗。
ヅラをやっつけたところ、その下にはチョコレートアイス、それを縁取るチョコホイップが姿をあらわした。
チョコレートアイスはひんやりしていて癒される~。ゴディバのアイスは甘すぎないところが良いよね。上品でさっぱりとした後味だから、若年層だけでなく大人にも支持されているのだろう。
チョコホイップも味に深みとコクがあって、リッチな味わい。
さて、いよいよクレープ本体の攻略にかかるか。……と、思ったけど再び問題発生。包み紙とクレープに隙間がない。おまけに紙に切れ目が入っていないのである。クレープをどうやって取り出したらいいんだ。
え~い! しゃらくせえ! 思い切ってビリビリに引き裂いてやった!! よ~し、コレで食えるぞ。
クレープの中にはダイスカットしたフォンダンショコラが入っている。そして生地はとってもモチモチ! 実はこの生地にももひと工夫が施されていて、豆腐生地を採用しているのだとか。つまりプラントベースなのである。
生地が思いのほか美味しかった。今までいろいろなクレープを食べてきたけど、私の経験上、1番美味しいと感じたクレープ生地かもしれない。
ということで、原宿でしか食べられないゴディバの限定クレープ。この界隈には何軒もクレープ店があるけど、ここも訪問予定の店舗に加えて頂きたい。なお、食べる際には、ヅラみたいになってるメルディングチョコに注意だぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ゴディバデザート 原宿店
住所 東京都渋谷区神宮前4丁目31番11 re-belle HARAJUKU1階
時間 10:00~20:00
定休日 なし