チョコレートが大好きだ。チョコレート菓子が大好きだ。ゴディバに代表される高級チョコレートも当然美味しいが、個人的には「たけのこの里」も「ポッキー」も「クランキーチョコ」も全部好き! 真面目な話、世の中からチョコが消えたら、覚せい剤どころじゃない闇チョコが横行するよね。

それはどうでもイイとして、ありとあらゆるチョコレート菓子の中でも私、P.K.サンジュンが「これだけは外せない!」と愛してやまないのが、ブルボンの『ルマンド』である。このたび、そのルマンドの高級形態『贅沢ルマンド』が発売になったというのだが……。

・さらなる高みへ

ただでさえ高級感のあるルマンドが、さらに高級になる──。価格のことはさておいて、世が世なら “貴族だけのおやつ” となっていても不思議ではないルマンド。優秀な商品が多いブルボンの中でも、ひと際輝きを放つ「ブルボン王」である。

ブルボンによると『贅沢ルマンド』は、主にクレープ生地が大きく違うそうで、高級食材の「発酵バター」を使用しているという。以下で『贅沢ルマンド』の概要をご覧いただきたい。


「発酵バターを15%以上練りこんだクレープ生地と、たっぷりの乳でコク深いココアクリーム。こだわりの素材をふんだんに使って、食べ応えのある大きめサイズに仕上げました。芳醇なバターの香りと、ほんのり大人な洋酒の香り。贅沢なひとときをお届けする、贅沢を味わうルマンドです」


これは完全に王室に献上されてもおかしくないヤツ──。仮に日本でサミットが開催されたとしたら『贅沢ルマンド』が各国の要人たちの口に入るハズ。ルマンドが世界に羽ばたく日もそう遠くないのかもしれない。

・食べ比べてみた

話を戻すと『贅沢ルマンド』は9本入りで想定販売価格税込み238円。近所のスーパーではいつものルマンドが税込み140円だったこと、また重量を考慮すると総合的な価格差は1.5倍弱、重さを考慮しない1本当たりの価格差はおよそ2.5倍ということになる。

いつものルマンドより一回り大きく、いつものルマンドより高級食材が使用されている贅沢ルマンド。まずはしっかりと「いつものルマンド」を脳に記憶させ、その後に『贅沢ルマンド』を食べてみることにした。で、結論を申し上げると……


かなり違う!


いつものルマンドを食べた直後なら一目瞭然、贅沢ルマンドは口に入れた瞬間の風味からして圧倒的に違いがあった。これが発酵バター効果なのか、いつものが1だとすると『贅沢ルマンド』は6くらいバターの風味がする。

さらに言うと単純に大きくなっている分、いつもよりクレープ生地のサクサク感がより長く楽しめた。ルマンドの真骨頂「サクサククレープ生地」が “味” と “ボリューム” の両面でアップデートされているから、ルマンド大好きっ子なら高確率で満足するハズだ。

いつものルマンドがあまりにも優秀過ぎるため、当初は「贅沢ルマンド……大丈夫?」という思いもあったが、食べてみたら「これはこれでアリ」と感じた。使い分けは難しいが、贅沢ルマンドには238円以上の価値があることはルマンド大好きっ子として断言しよう。

というわけで、さすがルマンドと言うべきか『贅沢ルマンド』もかなり優秀な商品であった。できれば最初だけは「いつものルマンド」と食べ比べて欲しい……本当に結構違うから!

参考リンク:ブルボン「贅沢ルマンド」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.