Twitterの対抗アプリとも言われている新SNSアプリ「Threads(スレッズ)」。みなさんはもう利用しているだろうか?
まだ利用者もTwitterやFacebookやインスタほど多くはなく、実に平和な雰囲気が漂っている。──と思いきや!
つい昨日(2023年7月11日)ごろから、突如としてスパムがわき始めたので注意喚起! 進んでみるとこうなるぞ〜!
まず、どんなスパムが出回っているのかを一言で表現するなら、ずばり「メンションスパム」である。巻き込み事故的な感じだ。
突如、「あなたをメンションしました」との通知が届き、なんやなんやと進んでみると、
なにやら怪しい日本語と、怪しいURL、そしてメンションされた(巻き込まれた)人たちのユーザーIDが並んでいる。
で、URLを押すとどうなるのか?
まあ、こうなる。私の場合は「iPhone14 Proが当たるチャンス」みたいなアンケートページに飛ばされた。
んで、進んでいくとどうなるのかを先に書いてしまおう。答えは以下の通りである。
「もしもiPhone14 Proに目がくらんでクレジットカード情報を入れてしまうと14日ごとに約5000円(33ユーロ)が引き落とされ続ける」だ。
・もしも騙されてしまったら?
私の経験上、これは本当に “気がつくまで(対処するまで)” 無慈悲にコツコツと引き落とされ続ける。(※経験済み)
また、仮に運営元(怪しいサービス会社)に連絡しても、当然ながらストップはしてくれないので、結論的にはクレジットカード会社になんとかしてもらうしか道はない。
ということで、何が何でも個人情報ならびに、クレジットカード情報を入力してはいけない。したら最後、面倒なことになる。
なお、もちろんiPhoneなどの商品は絶対にもらえないことは言うまでもない。
・どこにでも出現するスパム
ちなみにこちらの手法、実は古くからあるスパムのやり方と全く同じで、私は勝手に「欧州系オールドスタイル」と呼んでいる。
最近だと、「SHEINギフトカード7万円が当選!」や「iPhone当たりました」などインスタの “勝手にタグ付けストーリーズ” がコレと同じ。
古くは、「5億Google検索」や、「ブラウザのユーザー調査シリーズ」などと全く同じ手法の “いわゆるよくあるスパム” なのである。
実際に進んで行ったらどうなるのかは、この記事の下にスクショと共に解説していくので、興味のある人は要チェック。
いすれにしても、何があっても、やすやすと「個人情報」と「クレジットカード情報」は入力してはいけない。これは鉄則。お気をつけて〜!
執筆:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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【URLに飛んだらどうなるのか?】
▼まずはこう。Appleを騙(かた)っている時点で詐欺確定である。
▼スクロールするとアンケートを促される。
▼ウソかも? と疑う人のために、当選者たちの声も用意されている。
▼ともあれ、アンケートは簡単だ。
▼終わると、それっぽい画面になって……
▼えっ! なになに!
▼選べばいいわけ?
▼これかな……(※ゆっくりと箱のフタが開くアニメーションつき)
▼ダメーーーー!
▼ところが、次のチャレンジで……
▼おおおおおお!
▼キタコレ!
▼たったの284円でiPhone14Proがもらえるなんて! しかも5分タイマーが始まった! いそげいそげ!
▼早く入力しなきゃ!
▼ぜんぶバッチリ入れたぞ! よし、「続行」だな!?
▼……ところが、下の方にスクロールしていくと、実は……
▼細かい文字で何かが書いてある。「ロイヤリティクラブ」なる謎のクラブに入れるとかなんだとか書いてあるけど、ここまで見る人はおそらくいない。なぜならば、
▼この細かい文字よりはるか上の方に「続行」のボタンが置かれているからである。さらに制限時間があるので入力する側は焦っている。下までスクロールして読むはずがない。
▼ともかく「続行」を押すと、クレジットカード入力画面にジャンプする。「送料」とされる284円だけを引き落とします的な顔をしているが、
▼よーく見ると、何もしなけりゃ14日ごとに33ユーロ(2023年7月12日レートで約5083円)引き落とすよと書いてあるのだ。
キャンセルできるとか何だとかも書いてあるが、そもそも最初にAppleを騙(かた)っている時点でマトモな組織であるわけがない。騙されないよう、ご注意を。
【完】