
数年前から続くパフェブーム。インスタ映えする芸術作品のようなパフェの店が各地にオープンし、ファミレスのパフェも年々進化している。
私の地元・長崎には「オリンピック」という巨大パフェで有名な老舗のカフェがある。昔から観光ガイドブックなどに掲載され、テレビ取材が来ることも多い有名店である。長崎に修学旅行に行ったことがある人はご存知かもしれない。
巨大パフェに注目が集まりがちだが、ここで「禁断のパフェ」なるメニューを発見したのでさっそく注文してみた。果たして、どう禁断なのか?
・名物は超巨大パフェ
1963年にオープンした「オリンピック」の名物は高さ120cmもある超巨大なパフェ「長崎夢タワー」(9350円)。
いかにもロケットニュースらしいデカ盛りメニューである。
店内には完食記録が張り出されているのだが、どうやら修学旅行やグループでチャレンジしてる人が多いよう。編集部全員でチャレンジするならまだしも、今回は私ひとり。どう考えても完食は無理! MOTTAINAI!!
それに120cmの巨大パフェはメディアで紹介されまくっているので、地元民的にはもっと違うものを紹介したいところでもある。
・ファンシーかつレトロなパフェ
デカ盛りもいいけど、地元民的に「オリンピック」の推しポイントはレトロで不思議なパフェが多いってところ……!
特徴的なのがファンシーなネーミング。「女学生の友」に「ガクランの友」に「ローマの休日」……。
さらには「悪魔のパフェ」、「閻魔大王」、「シンデレラ」……ネーミングも不思議なら、器の盛り付けも凝っている。そこはかとなく漂う昭和レトロ感がたまらない。ちなみに私は学生時代によく「悪魔のパフェ」を食べていた。
なかでも目を引いたのが「禁断のパフェ」と「究極のパフェ」である。
これだけいろんな種類のパフェを出す中での「禁断」と「究極」。気になる。人はダメだと言われれば言われるほど気になるもの……というわけで「禁断のパフェ」を注文。
・閲覧注意な「禁断のパフェ」
注文から10分ほどして……私の元に「禁断のパフェ」(1100円)がやってきた。
どんなものかを紹介していきたいのだが、なかなか刺激的なビジュアルなので覚悟して見ていただきたい。
ふふふ……
ちょっとだけよ〜ん♡
アンタも好きね〜♡
フワ〜〜〜〜オ♡
そう「禁断のパフェ」はド直球に下ネタなのだ!!!
あまりにもド直球かつ、出オチすぎてうまい表現が見つからず、記事に苦戦した結果、なつかしすぎるカトちゃんのギャグでごまかすしかなかった。このセンテンスを書き上げるために2時間かかった……と思って読んでほしい。
なんとパフェグラスは女体型。前から見ても後ろから見てもナイスバディ。ちょっとだけ傾いたポージングがいい味を出している。
胸の部分にはごていねいにバストの形のチョコが収まっており、アイスでヒップの部分も表現。アイスが溶ける様がまるでガーターベルトを履いてるように見えるという芸の細かさ。
ここにバスト型のチョコを入れるという発想はもちろん、チョコと容器のサイズがぴったりなシンデレラフィットだったのもすごい気がする。
個人的には、こういうバカバカしいお色気は嫌いじゃない。ベタさから溢れ出す昭和イズムにグッとくる。
しかしこのパフェ、特殊な形のチョコと、特殊なグラスのどちらかが欠けると作れなくなってしまうんじゃなかろうか。
衝撃はそれだけでは終わらなかった。トップの山盛りソフトクリームとフルーツの部分を食べ終えて、さらに下の層を食べようとコーンを外したところ……
フワ〜〜〜〜オ♡
バストがあらわになってしまって、なんだか赤面してしまった!
ちなみに、ヒップの部分には桃のコンポートと思しきものが入っており、下層のチョコチップアイスがヒョウ柄のパンティみたいに見えるだけでなく、チョコのカリカリした食感も楽しい。
ネーミングと見た目のインパクトだけでなく、最初から最後まで美味しく食べられる工夫がされているのが、オリンピックが地元で長年愛されつづけている理由でもある。
ちなみに「禁断のパフェ」といっしょにホットの紅茶を頼んだところ、会計伝票が「禁断H紅」というなんだか意味深なものになってしまった。
他にも変わったパフェがたくさんあるので、レトロ好き、パフェ好きの方は長崎に来たらぜひ「オリンピック」へ足を運んでみてほしい!
最近流行りのお上品系のパフェとは一線を画する、カラフルで懐かしいパフェをご堪能あれ。
参考リンク:カフェ オリンピック
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼この上の部分を食べただけでお腹いっぱいになった
▼ちなみに「究極のパフェ」は微妙に中身が違うよう
御花畑マリコ


















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