ゴールデンウィークに車で遠出をする方は、事前にSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)の特徴を頭に入れておくと、休憩やランチの計画が立てやすいのでオススメ。今回私が紹介するのは、東北自動車道「佐野SA(下り線)」で見つけた激ウマグルメだ。

実を言うと佐野SAは、上り線と下り線を歩いて行き来できるので、上り線に車をとめて下り線のフードコートを利用することも可能。下り線は2022年夏にリニューアル工事を終えたばかりで超キレイ。広々としていてめっちゃ快適なのだっ!

・佐野サービスエリア(下り線)

ネクスコ東日本によると、佐野SA(下り線)は地域の特色を活かし特産品を揃えている「ドラマチックエリア」と呼ばれている。どうせ休憩するならドラマチックじゃないSAより、ドラマチックなSAに寄りたい。公式サイトで確認できるぞ。

佐野SAをひと言でいうと、うきうき旅気分を盛り上げるショッピングコーナー・広々とした空間でのびのび過ごせるフードコート・わくわくするフード & スイーツを提供するテイクアウトコーナーが特徴らしい。うきうき・のびのび・わくわくするSAってこと。


・調理長おすすめメニュー

それはさておき、フードコートでは定食・そばうどん・洋食・カフェなど、かなり選び放題な感じ。敷地内にはスタバもあるので(2023年3月オープン)休憩するのにオススメ。フードコート内の食券はタッチパネル式の券売機で購入する。

自動オーダーシステムだから食券は持ったままでOK。私が購入したのは、調理長おすすめの「焼売 & 四川風味麻婆豆腐定食(1600円)」。定食や丼を扱う『萬福』のメニューだ。空いていたので5分ほどで完成。食券と引き換えに料理を受け取ると……


さすが1600円……かなり本格的なオーラが漂っていた。萬福の定食メニューは「チキンソースカツ丼」や「唐揚げ定食」など、ボリューミーで食欲をそそるビジュアルが印象的だが、その中でも麻婆定食の食欲をそそる度は頭一つ抜けている気がする。

麻婆は見た目だけでなく味も超本格的。万人受けする旨辛よりも刺激強めなのがいい。ヒリヒリした辛さと痺れる辛さが感じられる。それでも火を吹くレベルではなく、美味しく食べられるくらいにしてあるのがサービスエリア的優しさなのだろう。わかってる。

辛いのが好きだったらお酒に合わせてもいいだろうし、私のようなご飯とガツガツ食べたい派の欲求も満たしてくれる。それでいうと、もうちょい量があったら完璧だった。


焼売は極めてスタンダードな焼売。ふっくらジューシーで美味しい……が、主役と呼ぶには物足りない。しかし3つというのはちょうどいい。杏仁豆腐もイメージ通り。麻婆豆腐だけが別格だった。全国SAグルメ選手権があれば上位に食い込むのではないだろうか。

ちなみに何度か佐野SAで食事をしたことがあって、実はうどんが「資さんうどん」のようなモチモチ柔らかい麺でウマいのだ。福岡に縁のある方に食べてもらいたい。とくに生姜肉うどんがオススメ。機会があればぜひ!


参考リンク:佐野サービスエリア(下り線)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.