名店とのコラボで毎回カレーファンのド肝を抜くセブンイレブンのカレーフェス。すでにフェスは終わってしまったのだが、セブンの冷凍食品コーナーでひっそりと後夜祭のようなメニューが誕生していた。

すっかりカレーフェスの常連となった「魯珈」と「エリックサウス」の冷凍カレーが発売されているではないか! あの名店の味がカレーフェスの時期ならずとも、家に冷凍食品として常備できるなんて最高では……? 

というわけでさっそく購入してみたのだが……。


・名店コラボの冷凍カレー

イトーヨーカドーグループの冷凍食品ブランド EASE UP(イーズアップ)から発売されたカレーのラインナップは

・エリックサウス監修 キーマカレー (税抜438円)
・魯珈監修 ろかプレート(税抜438円)

の2種類。

まず、価格がワンコイン以下で、カレーフェスで出ていたお弁当よりかなり安い! セブンイレブンのカレーフェスの味のクオリティの高さを考えると、否が応でも期待が高まるというもの。しかも最近の冷凍食品って本当にクオリティが高いからなあ。

ってなわけで早速食べてみよう!

・2段式になったイーズアップの容器

まずは「エリックサウス監修 キーマカレー」から。イーズアップシリーズの冷凍食品は容器がかなり深め。

すごい量が入ってるのかと思ったら……。

容器が2段式になっていて、上の段がカレールー、下の段がご飯と分かれているのだった。

美味しく食べられるような工夫なんだろう。ご飯にルーをのせてみると、見た目ほど量は多くない。セブンのお弁当のカレーよりは少ない感じ。

一般的なキーマカレーよりもスパイスの香りが強いような気がしたけど、実際に食べてみると……。


美味しい……けど普通!


食べてる途中にレビューだってことを完全に忘れて、普通の美味しいキーマカレーとして食べてしまった。あのカレーフェスみたいなガツンとしたスパイスのインパクトはないかなあ……。

冷凍にしては美味しいキーマカレーという感じ。全然悪くはないんだけど、あまりにもカレーフェスのときの本気度が高かったから、期待値が高すぎたんだと思う。


・いっぽう魯珈は……

いっぽう「魯珈監修 ろかプレート」は……。こちらも上下2段構成。

下の段にはごはんと一緒にアチャール(玉ねぎの辛いピクルス)と、ひとくち分ほどの魯肉飯 (ルーローハン)が入っている。「魯」肉飯と「咖」喱で魯珈って店名だものね。

この工夫は嬉しい。そして、封をあけたときのスパイスの香りも強め!

食べてみると……まず、玉ねぎのアチャールが思ったよりも辛くて本格的。赤唐辛子のシャープな辛さを感じる。チキンカレーと混ぜると、たまねぎの食感もある辛いカレーになる。甘い魯肉飯を箸休め的に食べるといいバランスに。

カレーフェスの弁当と比べると、カレーの風味はちょっと足りないけど、アチャールと魯肉飯のアクセントが効いてるから、ちゃんと魯珈のプレートっぽくなっている。


・結論

イーズアップの名店コラボカレーは、400円台で食べられる冷凍カレーとしては、かなり手が込んだ部類に入ると思う。

個人的にオススメなのは「魯珈監修 ろかプレート」のほう。これが冷凍で食べられるなら、かなりアリ! 夜中にスパイスカレーがどうしても食べたくなったときなんかにストックしておくといいんじゃなかろうか。

ただし、どちらもセブンのカレーフェスほどの再現度の高さではない。あくまでもインスパイア系……みたいな感じだと思った。ぜひお店に足を運んで食べてみてほしい!


執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.