ラムー(LAMU)は岡山発祥のスーパー。西日本を中心に勢力を拡大する激安系チェーン店である……という情報は今や全国的に知られるようになった。ではラムーに併設された激安系スナックショップ『PAKUPAKU(パクパク)』の存在はご存知だろうか?

最近パクパクの『100円たこ焼き』とペヤングがコラボ商品を発売し、ラムー民たちがにわかにザワついているところなのだ。「たこ焼き風 焼きそば」って、つまり「焼きそば」なんじゃないの? という気もしなくない。

が、そんなことは関係ない……我々ラムー民にとって「パクパクの味がいつでも食べられる」という事実は、朗報以外の何物でもないのだから。

・不安になっちゃう安さ

ご存知ない方のためにパクパクについて軽くご説明しておこう。

ラ・ムーの敷地内にラムーから独立したカタチで営業する小さなスナックショップ、それがパクパクだ。ただしラムーの惣菜コーナーにパクパクの商品が売られているケースも多く、要するに “ラムーの持ち帰り専用フードコート” 的存在なのである。

パクパクの絶対的エースは『たこ焼き』。他『たい焼き』『ソフトクリーム』『焼きイモ』なども扱っており、価格は全て100円(税込)だ。「そんなに安くて大丈夫か」と昔から心配しているのだが、値上げする気配がないのでたぶん大丈夫なのだろう。

こちらが問題のたこ焼き。大ぶりのヤツが6個入って、何度も言うけど税込100円。

もちろん “日本一うまいたこ焼き” とかではないが、幼い頃に行った夏祭りを思い出すような、チープでどこか懐かしい味わいがする。「片栗粉で作ってんのか」ってくらいモチモチプルプルした生地は3つも食べると胸いっぱいに。でも不思議と、たまに食べたくなるんだよなぁ。


・たこ焼き風ペヤングの実態

さて今回ご紹介する『ペヤング超大盛やきそば × D-PRICE PAKU-PAKUたこ焼き風』は税込189円。D-PRICEとはラムーを運営する大黒物産の自社ブランドである。

普通のペヤングと比べて大きさは約2倍。

スポンジみたいなヤツはタコをイメージした「タコボール」とのことだ。

ソースの見た目は普通のペヤングとほぼ変わらないが、ひと舐めすると甘くてトロみがあることが分かる。お湯を入れて待つこと3分……


不思議なもので、確かに『たこ焼き』の味がした!

 


パクパク風ペヤングの特徴は “とにかく甘い” こと。その甘さたるや本家ペヤングがやや酸っぱく感じるほどで、甘口ソース好きの私は本家よりこっちのほうが好みであった。私が住む東京にはラムーがないが、今後は好きな時にパクパクの味を楽しめるワケだ。いい時代になったよなぁ。

現在ラムー各店ではパクパク風ペヤングが箱積みで絶賛大売り出し中。エリア外に住むラムー民へのおみやげとしても活躍しそうだ。

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.