還暦祝いって言葉はよく聞く。いわゆる、60才の長寿祝いだが、なぜ「還暦(かんれき)」という呼び名なのかと言うと、60年で十二支の組み合わせが一回りすることから来ているのだそうな。へー!
次によく聞くのは米寿(べいじゅ)。私(中澤)は何才のことか曖昧だったのだが、これは88才のことらしい。100才は百寿(ももじゅ)。では、ここで問題です。120才はなんと呼ぶでしょう? ヒントはこの序文の中にあります。
・その他の呼び名
ちなみに、その他の長寿の呼び名は次のようになっている。70才「古希(こき)」、77才「喜寿(きじゅ)」、80才「傘寿(さんじゅ)」、90才「卒寿(そつじゅ)」、99才「白寿(はくじゅ)」、108才「茶寿(ちゃじゅ)」、111才「皇寿(こうじゅ)」、112才「珍寿(ちんじゅ)」。
珍寿の理由は112才以上は珍しいため。と、「年齢 呼び名」でググったら一発目に出てきたフラワーギフトの『日比谷花壇』のページに書いてあった。100才をこえたらやたら刻んでくるのは多分ガチでそこが限界だからだろう。日比谷花壇でさえ記載されているのは112才までだしな。
・答え
では、珍寿を8年もこえた限界突破の長寿はなんなのか? その答えは……
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「大還暦」
なるほど、干支2週してるもんね。この呼び名を知ったのは、池袋駅構内に掲示されていた開業120周年のパネルである。西口(北)に向かう通路アップルロードに登場しているそのパネル。そこには以下のような記載が。
「この度、池袋駅・大塚駅・巣鴨駅は、多くのお客さま、地域の皆さまに支えられ開業120周年(大還暦)を迎えました(以下略)」
──ほーん、大還暦って言うんだ。通りすがりのチラ見だったため鉄道と全然関係ないところに目が留まった私。しかし、よく見てみたところ、「おかげさまで120周年~今までも そしてこれからも~」と書かれた下に、小さくこう書かれていた。
「Since1903.04.01」と。
今日やないかい!
・歴史あり
というわけで、本日2023年4月1日は池袋駅120才の誕生日らしい。年表なども書かれていたため見てみたところ、太平洋戦争で巣鴨駅が空襲を受けたりしている。歴史ありだなあ。
他にも昔の駅前や駅舎の様子などの写真も掲載されているこのパネル。鉄道ファンでなくともなかなか味わい深いものに感じた。時代と共に形を変えてきた池袋だけに、これからにも想いを馳せずにはいられない。大還暦おめでとうございます!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼昔の写真ってなんでこんなに味わい深いんだろう