ある日のこと、私(佐藤)は珍しく「ウーバーイーツ」で料理を注文することにした。普段はほとんど利用することがないのだが、その日は出かけるのが面倒でデリバリーで済ませたいと思ったからだ。

「何を食べようかな~」とアプリを眺めていたところ、あるお店の新商品が目に飛び込んできた。その名も「お粥丼」である。お粥丼だと!? それってご飯にお粥をかけたもの? 米 × 米なのか? どんなものかたしかめるために注文したら、予想外の驚きが待っていた。

・お粥丼だと!?

「お粥」とは、一般的に米を多めの水で炊いた料理を指す。一方「丼」とは、ご飯の上に具材を乗っけたものだ。

お粥丼とはつまり、この2つを合体させたものだと私(佐藤)は想像する。米の上に米、いわゆる「お粥ライス」のことではないだろうか? そんな興味をそそる料理を提供しているのは、東京・東中野の『伝説のおかゆ お粥専門店 かゆかゆ』である。名前に「かゆ」が4回も出てくるじゃないか。


おすすめメニューに「NEW!」と記されたお粥丼がある。「海鮮お粥丼」(税込1480円)と「プルコギお粥丼」(税込1380円)の2種類だ。今回注文したのは、プルコギの方。それだけじゃ少し寂しいと思ったので、「揚げ餃子」(税込580円)も一緒に頼んだ。



・重量が……

注文から約30分後に無事到着。中身はコレです。お粥と揚げ餃子、それからキムチがついてた。


容器を持つと、めっちゃ重い! すげえ重量がある気がするんだけど! 念のためキッチンスケールで量ってみよう。


表示された数字はなんと! 978グラム! 容器込みとはいえ、ほぼ1キロじゃねえか!! そんなに食えんよ!


予想外だった、まさか1キロとは。そんなに食えん、50歳目前の私には量が多すぎる……


完食困難ではないか? という不安を抱きながら、お粥の底を覗いてみる。丼というからには、お粥の下にご飯があるはず……。だが、お粥の底を探っても器の底に行き着くだけだった。つまりご飯はない

どうやらこの店では、お粥に具材を乗せたものを「お粥丼」と称しているようだった。米 × 米に期待したんだけどなあ。残念……


食べると、粥はかなり柔らかめで「食べる」というよりも「飲む」に近い食感だ。控え目な味の粥に対して、プルコギは味が濃いめ。この2つが混ざり合うことで、ちょうど良い味わいになる。


実は一緒に頼んだ揚げ餃子がなかなか良かった。


一見どこにでもありそうな一品だが、餡がしっかり入っていて、侮れない美味しさ。緩いお粥とバリバリの揚げ餃子、この2つの食い合わせはバッチリだった。


お粥丼と餃子を交互に食べていたら完食! おお、食えた。全部食えちまったよ!


お粥の下にライスはなかったが、重量約1キロでも完食できてしまう美味さである。東中野周辺の方は、1度お試しあれ。揚げ餃子もいいぞ。


参考リンク:UberEats「伝説のおかゆ お粥専門店 かゆかゆ」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:Uber Eats(iOS)