相変わらずやってんなぁ〜。いかにも大げさな感じがドンキらしいというか……まったくもう、まったくもうだよ、まったくもう。そう思った私の視線の先にあったのは、オリジナルブランド「情熱価格」のレトルトカレーだった。

というのも、レトルトなのに「お店と比べても遜色ない」「贅沢したい気分用」、何なら「野菜つけたら1200円とれるカレー」とまで品評会で評価されたらしいのだ。それはいくらなんでも言いすぎ。内容量180gで430円とそこそこイイ値段がするけど言いすぎだろう。

・牛タンのプロが監修

しかし、経験していないくせに言いすぎだと決めつけてしまうのはよくないことだ。もしかしたらワンチャン……いや、最近のドンキならば戦えていても不思議じゃないからここはひとつ食べてみよう。

ってことで購入したカレーは牛タンねぎしが監修……つまり牛タンのプロが名前を出しているし、肉の専門店「久善」との共同開発とのことだから、肉に関してはかなり力を入れていることがうかがえる。


・ゴロリとした牛タンは本当に入っているのか?

ひとまず箱からレトルトパウチを取り出してみると、まぁどこにでもあるようなTHEパウチ。この中に牛タンがゴロリと入っているとのことだが、ぶっちゃけ期待はゼロ。ゴロリというよりコロリかな? なんてナメ腐っている自分がいた。……だがしかし!

うおっ……!!!!!!!!



_人人人人人人人人人人人_
> ゴ ロ リ !! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


ゴロリの数こそ2つと少ないものの、めちゃくちゃデカい牛タンが確かに入っているではないか。そして何よりサラリとした見た目がよき。こういうカレー、ホテルとかで出てきそう!

ゴロリだけあって、大きめのスプーンに乗せてもこの通りパンパン。2つで少ないとか言ってサーセン! 疑ってしまって申し訳ない!!

切ってみても、コレ絶対ウマいやつ。食べてみたら大きくて食べ応えがあるのに噛んだらホロッと崩れていくし、カレーとの相性も抜群でかなり完成されている。牛タンのプロが監修しているだけあって細部まで抜かりない。

そしてルーもコクがあって、一口目でいいやつだなと直感的にわかるものといえば美味しさが伝わるだろうか。「お店と比べても遜色ない」との評価も納得で、むしろ高級ホテルで出てきてもおかしくないクオリティだと感じた。

辛さも上品でほんのり舌の上でピリッとするくらいでちょうどいい。汗が出るか出ないかギリギリのラインだったから子どもでも大丈夫だろうし、素直に430円でコレは素晴らしい。俺は今、猛烈に感動している。

・アレンジできる人はもっと楽しめるはず

食べ終えた頃の私はまるで美しいショーを見たかのような気持ちになっていた。もはやナメ腐っていた頃の自分をぶん殴りたいくらいで、反省を促されたら全力で土下座をするくらいの申し訳なさを持っている。

個人的にはレトルトの中でもトップクラスのウマさだと感じたドンキオリジナルの牛タンカレー。ドリアや焼きカレーなど、アレンジする腕がある人ならいろいろと楽しめるはずだし、普通に食べても美味しいので胸を張ってオススメできる。これはアリ! リピアリ!!

参考リンク:ドン・キホーテ「牛たんねぎし×久善 レトルト牛タンカレー」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼原材料はこんな感じ