スシローでは最安の黄皿。2023年2月22日から26日までの期間限定で、そのラインナップに大とろが登場している。でも、これって普段最高額の黒皿で提供されている特ネタ大とろなのか? それとも別のものなのか

これまで大とろが黄皿で提供されるキャンペーン時は、特ネタ大とろがさりげなくラインナップから消えることが多かった。そのため、軽く謎に感じていたこの疑問。しかし、先日スシローに行ったところ、今回はなぜか特ネタ大とろが消えていなかった。そこで食べ比べてみることにしたぞ。

・2つの大とろ

まあ、メニューから消えていない時点で、別モノであることは確定と言える。ただ、それならばそれで、差があるのかという点も気になってくるところだ。同じ大とろだしね。

そこで2つを注文してみたところ見た目からして違う。特ネタ大とろは霜降り肉のようにサシが入っていて、明らかに高価な感じ。ネタのカットも非常に綺麗である。一方、期間限定の黄皿大とろは、他の回転寿司チェーンでも普通に見かける感じの大とろだ。

・食べ比べてみた

見た目は特ネタ大とろの高級感が際立っているが、はたして味に違いはあるだろうか? よりネタの味を感じるために、塩で食べてみたところ……

ヤバイ全然違う。まず、断っておくと、黄皿の大とろは普通だ。ちゃんととけるような脂身の味もするし、これだけを食べたなら大とろを食べたという満足感もきっと得られるだろう。しかし、特ネタ大とろと食べ比べるとその違いは歴然。

特ネタ大とろは、もっちりとした肉感があって脂がもはや甘い。ただ脂乗りが良いだけではなく、そのコクが非常に上品なのである。同じ大とろでもこんなに違うものなのか。

むしろ、普段から特ネタ大とろを提供しているスシローは凄い。個人的にはそこまで思ってしまったことはさて置き、比較検証としては、味にも価格が反映されているというところだろうか。では、この黄皿大とろはスシローのとろの中でどのランクなのか

・中とろとびんとろとも食べ比べ

現在、スシローでは、他にも中間価格の赤皿である特ネタ中とろと、赤皿で2貫のびんとろがある。念のため、この2つとも食べ比べてみたのだが、結論から言うと……

びんとろと特ネタ中とろの間。またしても価格相応にも思える。が、どれかと言うと一番近いのは特ネタ中とろで、この距離感を式にするなら「特ネタ中とろ>黄皿大とろ>>>びんとろ」という感じ。特ネタ中とろの味にはかなり近さを感じたため、これで60円安いのは確かにお得ではあるかもしれない。

もちろん、これは食べ比べて筆者が感じたとろの質の違いの話であってウマさの差ではない。特ネタ大とろより特ネタ中とろやびんとろの方が好きという人もいるだろうし、びんとろも普通にウマイしな。

というわけで、シーンに応じたとろの選択がフレキシブルとなっている今のスシロー。キャンペーンの期間は前述の通り2月26日までだが、販売予定総数263万食が完売次第終了となるため、とろ好きは急いだ方がいいだろう。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼念のため何度か注文してみた

▼醤油でも食べてみた