ロッテ、明治、そして江崎グリコ。日本には複数の1流お菓子メーカーが存在するが、忘れちゃならないのが「ブルボン」である。ガーナもポッキーもたけのこの里も、まとめてかかって来るがいい。我らがブルボン軍には「アルフォート」と「ルマンド」がいるのだよ。

それはさておき、つい先日ふらっとドラッグストアに立ち寄ったときのこと。ふと目をやると『贅沢ラングロール』なる商品を発見した。なに……? ブルボン軍の重鎮「ルーベラ」が『贅沢ラングロール』に進化しているだと? これは絶対に試さねばなるまい。

・実力者「ルーベラ」

様々なご意見はあるかと思うが、当サイトではかつて「ルマンド」「チョコリエール」「バームロール」「ホワイトロリータ」、そして「ルーベラ」を “ブルボン5大ビスケット” として紹介している。

大方の予想通り、最も人気があったのは「ルマンド」であったが、ぶち抜けて高級菓子の雰囲気を漂わせる「ルーベラ」もブルボン軍には欠かせない主要メンバー。「鬼滅の刃」で例えるならば柱であることは間違いなく、さしずめ “エレガント柱” といったところであろう。

で、そのルーベラが劇的な進化を遂げたのが『贅沢ラングロール』で、6本入りで参考小売価格は240円。2021年4月に発売された「贅沢ルマンド」と同じ、ブルボンの “贅沢シリーズ” の商品である。

こんなことを言うのもアレだが、どうせ『贅沢ラングロール』は美味しいに決まっている。なぜなら「ルーベラ」の時点で美味しいものが、贅沢になってマズい道理があるハズが無い。問題は「どれくらい美味しいのか?」であろう。

・ヨックモックとガチ比較

というわけで、今回は『贅沢ラングロール』と同じロール系ラングドシャ、ヨックモックの「シガール」を用意。高級菓子ブランドとして名高いヨックモックの大エース「シガール」と比較して遜色が無ければ『贅沢ラングロール』のスゴさを証明できるハズだ。

1本あたりの価格は『贅沢ラングロール』が40円、シガールが70円。で、ここで結論を申し上げてしまうと『贅沢ラングロール』はシガールに少しもヒケを取らないウマさであった。なんなら「勝っている」と言ってもいいかもしれない。

というのも、贅沢ラングロールには北海道産バターが36%が使用されているだけあって、バターの風味が超濃厚! シガールよりも濃厚!! 冷静に考えて「シガール」よりも濃厚なラングドシャってヤバくないですか? 一口目のインパクトに関しては『贅沢ラングロール』の方が圧倒的に上だ。

なんなら贅沢ラングロールの後にシガールを食べたところ「ずいぶんサッパリしてるな」と感じてしまったから恐ろしい。価格差を考慮すれば「贅沢ラングロールの1ラウンドKO勝ち」と考えてもいいハズだ。


・少なくとも負けはない

一方で、あまりに濃厚なので「2本くらいでいいかな?」と感じたことも事実。そういう意味では永遠に食べていられるシガールが負けているというワケでもない。要するに『贅沢ラングロール』は「濃厚シガール」のような味わいだ。

どれだけブルボンのことを信じていても、心のどこかでは「ヨックモックには勝てないよな」と思っていた自分を、いま私は猛烈に恥じている。少なくとも『贅沢ラングロール』は「シガールにさえヒケを取ってない」と断言しよう。俺たちのブルボン、最高や!

というわけで、ブルボンの『贅沢ラングロール』はとにかくスゴイから興味がある方は1度お試しいただきたい。もう1度言うが、シガールよりも濃厚なラングドシャって尋常じゃないですから! 我らがブルボン軍に死角はない。

参考リンク:ブルボン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.