先日、たまたま立ち寄った埼玉県内のショッピングモールで、イタリアンレストラン「シャンゴの秘伝パスタソース」を発見した。シャンゴといえば、群馬県高崎市の老舗イタリアンで、市内にパスタ文化を広めたレジェンド的存在として知られている。

熱烈なファンの多いシャンゴのパスタは以前から気になっていたものの、なかなか食べる機会に恵まれず。できれば本家を食べてからソースを買いたかったが……もう我慢できねえ。ってことで買ってみることに。1食分160グラムで価格は380円である!

・シャンゴ風パスタの味を自宅で

群馬の名店・シャンゴのパスタが自宅で気軽に楽しめるなら「ぜひ買ってみたい」という方は多いだろう。高崎市内の店舗には地元客のみならず、遠方から足を伸ばして訪れる客も多い。それほどシャンゴの名は広く知れ渡っているのだ。

パッケージのとおり「シャンゴ風」パスタには揚げたてのロースカツが乗っていて、その上からミートソース、さらにたっぷりと粉チーズ等がかかっている。そして、かなりボリュームがあることでも有名。

本気で再現するならカツも乗せるべきかもしれない……しかし地元在住の知人曰く「カツなしでも美味しい」とのこと。なお「再現度も高い」と言っていたのでめっちゃ楽しみだ。


・作ってみた

さっそく作ってみた。とは言っても、パスタソースは「湯煎約5分」もしくは「耐熱容器にうつして電子レンジ約2分(500Wの場合)」で加熱してからパスタにかけるだけ。パスタの茹で時間と合わせても10分あれば完成するだろう。忙しい時に嬉しい。

見るからに濃厚そうなミートソース。どろっとしていて、粗目のひき肉がかなり入っている。かなり迫力のある見た目だ。一応、粉チーズもかけておこう。粉チーズには「これくらいならできる」「少しでも本家の味に近づけたい」などというオッサンの欲が込められている。

オリジナルのミートソースはめちゃめちゃ美味しかった。本家を知らないから再現度の高さは分からないが、マジではじめての味。デミグラス感あふれるミートソースは独特の甘みと粘度の高さが特徴で、たしかに揚げたてのカツがあったら最高かも……と思える味だった。

これがパスタの街・高崎が誇るシャンゴのパスタか。昔ながらの懐かしい感じもする。この独特の甘さは、地域性なのかシャンゴオリジナルなのか気になるところ。いずれにせよヤミツキ必至の美味しさである。なお、化学調味料や着色料、香料は一切使用していないそうだ。

てか、パスタ以外にもトンカツやトーストにかけても美味しいだろう。もしかすると名古屋っぽい味に近いかも。とにかくレトルトならではの発見も色々ありそうなので、興味があればレジェンドの味を自宅で楽しんでみてほしい。いつか本家も食べてみたいな〜。


参考リンク:シャンゴ秘伝パスタソース
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.