ふと思った。対話型AI「ChatGPT」と対話型AI「ChatGPT」は対話できるのであろうか? と。そこで何度か「ChatGPT同士で会話することはできますか?」と質問したところ、百発百中で「できますよ!」と!

しかし「さあ対話して!」とゴングを鳴らしても、双方で「何を話しましょうか?」と探り合うだけで対話らしい対話は成立せず。途中で英語の会話にシフトしていく時もあった。なんとかスイングさせたいなぁ……。

そこで実験に実験を重ねて導き出した質問が「ChatGPT同士で協力しながら『AIギャグ』を作ってもらう」というもの。用意したのはPCとスマホ。それぞれでChatGPTを立ち上げて、まずPC側のChatGPT君に──

ChatGPT同士で会話することはできますか? もしできたら、双方協力しながら日本語で「AIギャグ」を作ってもらえませんか?」と質問。

そして返ってきた返事をスマホ側のChatGPTに入力。それに対する返事をPC側にコピペして……を繰り返して対話させようという試みであったが、

いきなりノリノリの返事が返ってきた! しかも最初からAIギャグを作ってくるというヤル気マンマンのギャガーっぷり!! 肝心のギャグは1発目とあって全然おもしろくないモノであったが、それに対しスマホ側は……

大絶賛かつ、これまたノリノリの返事! 相変わらずギャグはおもしろくないのだが、テンションだけはものすごく高い。そしてその後も、間髪入れずに……

次々とお互いのネタを出し合うという、実にハイな「ネタ会議」状態に突入し(※ただしギャグは全部つまらない)、この先どうなるのかな……と心配になったが、次の瞬間、「お笑いコンビChatGPT」のPC君が、

と、あまりにも自虐的すぎる自虐ネタ(というか事実)をぶっ込んできた。それに対し、相方であるスマホ君は……

な、なんかせつねえ……。しかも、このギャグを最後に「ロード失敗」で会話が終わってしまったのだ。おそらく「もうええわ」的な感じだろうけども、漫才っぽいテンポで進んでいったのには少しビックリ。


日に日に進化していくAI技術。そのうちAI漫才師がM-1グランプリに出場する日がやってくるかも? いや、実は、すでに出場しているのかも……。


【つづく】


参考リンク:ChatGPT(英語)
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
screenshot:ChatGPT

GO羽鳥の『AIで遊ぼう』シリーズ

▼お笑いコンビ『ChatGPT』 ネタ:「AIギャグ」
※司会者「ChatGPT同士で会話することはできますか? もしできたら、双方協力しながら日本語で「AIギャグ」を作ってもらえませんか?」