インドネシア人の朝はとてつもなく早い。冷たい朝、暖か~い飲み物とお菓子が恋しくなるだろう(僕はそう思う)。

そんなインドネシアでは、毎朝お菓子を売っている場所がある。冷たい朝にはこんなオアシスが待っているのだ。


・何でもあり

さて、今回来たのは家からバイクで5分ぐらい離れた場所。ここでは色んな屋台が並んでいて、朝になるとちょっと賑やか。


そんでお目当てのお菓子売り場。結構人気の場所なので、色んな人がお菓子を求めてやって来る。登校中の学生だったり、お仕事中の人だったり、僕みたいに寄り道している人だったり。ここはまさにオアシス。


売られているお菓子の種類は結構豊富。インドネシアの伝統的なお菓子から洋菓子、中華のお菓子、揚げ物と選ぶのに困ってしまうくらい種類が多い。

あっ、ちなみにこれらのお菓子はインドネシア語で「Kue Basah(クエ・バサー)」、直訳すると「ぬれ菓子」。揚げ物、甘味、ケーキなど濡れていてモッチモチなお菓子を指す。


この店ではお菓子の他にご飯のおかずと弁当も売っている。料理するのが面倒くさかったり時間が無かったりする時にめっちゃ便利。


・買ってきた

ちょうどお腹が空いていたので3個買ってきた。せっかくだから、インドネシアのお菓子を紹介しよう。


まずは「Martabak(マルタバッ)」。卵、鶏肉、野菜などをクレープのようなカリカリ生地に包んで揚げたもの。インド発祥のお菓子のようだ。


うんまい、ネギめっちゃ多めだけどうまうま。カリカリなのが良い。

ちなみに「マルタバッ」には甘いバージョンとしょっぱいバージョンが存在する。今食べているのはしょっぱいバージョン。甘いバージョンはほぼケーキ。


そんで、こっちは「Kue Putu Ayu(クエ・プトゥ・アユ)」。「Ayu(アユ)」はジャワ語で「可愛い」という意味で、実際のお菓子も花の形をしていて可愛い。


蒸しパンなのでモフモフしている。上の白い部分はココナツのすり身で、ちょっとコリコリしてて甘い。


最後は「Bakpao(バッパオ)」、中華まんである。ここの肉まんは蒸しパンのようでモフモフしてる。中の具は鶏肉、チョコレート、餡子、豆などインドネシア人の舌に合わせて改造されている。


今回は緑豆が入ってるやつを買ったよ。うんまうんま。



・〆

様々な文化に触れてきたインドネシアは、食べ物もお菓子の種類も豊富。色んなスパイスや食材を駆使しており、人生で一度は試すべきである。

もしインドネシアに来る機会があったら、ぜひインドネシアのお菓子を思う存分楽しんでくれ。朝早く起きて近くを散歩すれば、都会じゃない限りこういったお菓子売り場を簡単に見つけられるのでぜひぜひ~!

あ~、ココアが美味いぜ。

参考リンク:Wikipedia「インドネシアの伝統的菓子リスト(英語版)
イラスト・執筆:アキル
Photo:RocketNews24