どちらかといえば、私(佐藤)はそれほど車に興味がない。欲しいとも思わないし、仮に買うにしても手間のかからないものを望む。そんな私が、「コレは欲しいかも……」と思うものに出会ってしまった。
2023年1月13日、東京オートサロン2023の会場で発表された三菱の「デリカミニ」だ。ひと目見た瞬間に、お! となってしまった。これはきっと人気車種になる気がする。売れる予感がするぞ!
・デリカがミニになりやがった!
デリカといえば、三菱を代表する車両だ。1968年にデリカトラックが登場、その翌年にワンボックスタイプのライトバンなどが発売された。その昔、うちの父もデリカのライトバンを所有しており、近所の家族と連れ立って出かけたことを良く覚えている。
私にとってデリカは「家族のバス」みたい印象がある。そんなデリカにミニが誕生した! 家族のバスにミニだって!?
発表前に三菱のブースで配布されていたパンフレットを見ると、表紙には「デリカD:5」よりもひと回り小さい車体の姿が! こんなに小さいのか!?
発表後に実物(デリカミニ SNOW SURVIVOR)を見るとマジでちっさい! カワイイながらも武骨な面構えをしていて、デリカの流れをしっかりと受け継いでいるのがわかる。
このモデルはルーフキャリアとリアラダーを装備したものだ。
ハイトワゴンなので天井は高く車内は広々としている。リアシートは320mmのロングスライド。ゆったりとしたシートアレンジが可能で、畳めば車内泊も可能な広さを確保できるという。
檀上にはアウトドアブランド「コールマン」とのコラボデザインの車両も展示されていた。アウトドアユースを焚きつけたい狙いがあるようだ。実際キャンプなどのアクティビティで大活躍するに違いないだろう。
今回の発表は、スズキのクロスオーバーSUV「ハスラー」が、東京モーターショー(2013)で発表された時のことを思い出す。この日の発表は報道陣だけでなく、オートサロンの関係来場者の注目を集めていた。やはりかなりのインパクトと見て間違いないだろう。
アクセサリーもカラーバリエーション(12色)も豊富なデリカミニは、きっと人気車になる。これは売れちゃう気がするぞ。