いくら「自炊が経済的」「外食は身体に悪い」などといわれても、ライフスタイルはそうそう変えられるものではない。忙しすぎたり台所が狭かったり料理が苦手だったり、さまざまな理由で人は外食を選ぶ。

どうせ食べるなら少しでも家庭的なものを……と思ったときの救世主が「大戸屋ごはん処」だ。野菜たっぷりの味噌汁とか五穀ご飯とか焼き魚とか、外食なのに「ちょっと身体にいいものを食べた」という気にさせてくれる貴重な存在。そんな大戸屋の福袋をご紹介!


・「まんぷく袋 大盛」(税込3000円)

大戸屋の福袋は2種類。「まんぷく袋 大盛」(税込3000円)と「まんぷく袋 特盛」(税込5000円)だ。今回筆者が購入したのは3000円のもの。

米袋を模したラッピングで、見た目のインパクトは抜群! スモールライトで小さくした米みたいで可愛らしい。

都市部のスーパーではあまり見ないかもしれないが、地方だと「親戚が農家」とか「知り合いの知り合いが農家」というのが当たり前だったりして、本物の米袋をもらうこともよくある。

不用意に持ち上げたりすれば腰を痛める凶器なのだが、もちろん福袋のほうは、片手で軽々持てるくらいのボリュームなのでご安心を。

上部の結び目を開くと、中にアイテムが詰まっている。セット内容は次のとおり!


「まんぷく袋 大盛」(税込3000円)

・大戸屋 謹賀七福味(七味2種セット、各12g) × 1箱
・しそひじき 50g(ふりかけ) × 1袋
・もちもち五穀ご飯 30g × 6袋
・ごまめしお 30g(大豆入りごま塩ふりかけ) × 2袋
・黒酢あんの素 150g × 2袋
・満ぷくーぽん × 1冊(300円引 × 10枚)

ひとつずつ見ていこう。まずは正月らしい縁起物として、「謹賀七福味」!

長野の善光寺名物「八幡屋礒五郎」とコラボした大戸屋オリジナルデザイン缶の七味だそう。 “日本三大七味” と呼ばれているとか。

「赤」と「黒」の2個セットで、干支をデザインしたこの時期ならではの限定商品。福袋販売期間中は店頭にて単品販売も行うそうなので、追加で欲しい人、七味だけ欲しい人も購入できる。

「赤」は黒胡椒や花椒といったしびれる辛みが特徴の “七味らしい七味”。一方の「黒」は辛みを抑え、柚子やしその香りのさっぱりした七味だそう。後述する「黒酢あん」に合うらしい。

続いて、ご飯のおともに「しそひじき」のふりかけ。たっぷり50gなので当分使えるな。


自宅で使えば、食卓に一気に「大戸屋感」が生まれるであろう「五穀ご飯」のもと! なんと1合用 × 6袋も入っている。お店と同じ味にするには使用量が若干異なるので、よく説明書きを読んで欲しい。

これはっ……! 店舗の卓上に置いてある「ごまめしお」ではないか!

ごま+まめ+しお=ごまめしお。要はふりかけだ。初めて店舗に行ったときは使い放題であることに感激した。

自宅で「黒酢あん定食」を作れる調味料。具材を用意して、素揚げした後に本品と和えると黒酢あんになる。

大入り袋に入った「満ぷくーぽん」300円 × 10枚。1会計につき1人1枚利用できるもので、金券のように(1人で)一気に3000円分を使う、といったことはできない。

また、大戸屋ではあまり心配ないだろうが、1人あたり税込500円以上の会計(※)が対象だ。購入店舗に限らず、全国の大戸屋ごはん処で利用できる。

※合算可能。たとえば3人で来店したならば、合計で税込1500円になれば3枚まで使える。

余談だが、1ページずつ「豆知識」のような文章が書かれたブックレットになっていて、ついつい読み込んでしまう。

割引券タイプのクーポンだと使い残してしまうことがままあるのだが、有効期限が2023年7月31日までとたっぷりあるから、おそらく大丈夫。家族なら楽勝だろう。


以上、3000円分のクーポンのほかに、3260円相当の大戸屋オリジナル商品が付いてくる大盤振る舞いだ! 「おうちで大戸屋」の名のとおり、まさに自宅での「ご飯」に注目したラインナップ。自炊がはかどりそうだ。

なお、もう1種類の「まんぷく袋 特盛」(税込5000円)のほうは、「大戸屋のおしょうゆ」が付いたり、「満ぷくーぽん」が2冊になるなどボリュームアップ。最大6000円分お得だという。


・在庫は要確認

販売期間は12月27日(火)~1月15日(日)……なのだが、事前に行われたネットオーダーは各店ほぼ完売状態。事前予約が予定数量に達した場合は店頭での販売がないこともあるので留意したい。

なお、これは福袋全般に使える裏技なのだが、事前予約で完売になってしまうような有名チェーンでも「ショッピングモール内にテナントとして入っている店舗」は狙い目。

モール主催の初売りイベントのため、「限定○個」などと当日販売分が確保されている場合がある。来年の参考にしてもらえれば幸いだ。


参考リンク:大戸屋ごはん処
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.