「記録的値上げラッシュ」とも報じられるが、物価上昇が止まらない。2022年は食料品から電気代までとにかく値上げの1年だった。
ひとつひとつは数十円のことでも、レジで合計金額を見て「ウソつくな、そんなに買ったわけない!!」と驚愕することたびたびである。
普通に考えれば福袋だって改変……ぶっちゃけ改悪があってしかるべきなのだが、「築地銀だこ」は変えない、変わらない! 購入金額の倍ほどの特典が付いてくる銀だこの福袋は圧巻だ。
・「とにかくお得な!! 福袋」(税込3000円)
銀だこの福袋は「ぜったいお得な!! 福袋 (税込1000円)」「とにかくお得な!! 福袋(税込3000円)」「いちばんお得な!! 福袋(税込5000円)」の3種類。
昨年と同じなのだが、この「同じ」に並々ならぬ企業努力があることは想像に難くない。
3種類とも基本構成は共通で、ボリュームが異なる。セット内容は以下のとおり。
・たこ焼1舟引換券(2~12枚)
・銀だこ特製「たこめしの素」(1箱)
・たこ焼100円引きクーポン券(12枚)
・スタンプ1個プレゼント券(1~5枚)
まずは定番、銀だこ特製「たこめしの素」。米に混ぜて炊くだけで簡単に「たこめし」ができるもので、2合から3合に対応。少人数の家族の1食分くらいか。
このアイテムは、どの福袋を選んでも1箱だけ入っている。
そして、ラブレターのような清らかさを感じさせる白い封筒。
開けると中には「お得」が詰まっている!
目玉となる「たこ焼1舟引換券」! 好きなたこ焼1舟(※コラボ商品などを除く)と交換できるチケットだ。
筆者が購入した3000円福袋の場合は7枚で、1000円福袋なら2枚、5000円福袋なら12枚だ。有効期限は2023年6月30日までたっぷり。
交換時に選ぶ商品にもよるが、引換券7枚だけで最大5005円相当ということで、福袋の購入金額を軽く超えている。
よくある飲食店の福袋だと、購入金額と同額の食事券にノベルティがつく、というのが一般的だから、銀だこがいかに群を抜いてお得かわかると思う。少々けちくさい話だが、お得率を最大にするには「元値の高い商品」かつ「店内飲食」をチョイスすることがポイントだ。
さらに毎月、好きなたこ焼(※店舗限定商品、コラボ商品などは対象外)が100円引きになるクーポン券12枚。正月からしばらくは前述の引換券が活躍するだろうが、2023年後半で活きてくる。
最後に銀だこスタンプカードの 「スタンプ1個プレゼント券」。こちらも価格によって封入数が異なり、筆者の3000円福袋の場合は3枚で、1000円福袋なら1枚、5000円福袋なら5枚だ。
通常、たこ焼などの商品を購入したときに押してもらえるスタンプカード。スタンプがたまると、たこ焼と交換できるうえに、交換するごとにランクが上がってレートが有利になり、さらに交換しやすくなるというコンボが発生する。
たこ焼を多く食べる人ほど、どんどん食べやすくなっていくという悪魔的なシステム。まだの人は、ぜひともカードを作ろう。
・驚異的なお得率
ヤボな話で恐縮だが、我々消費者が実際に得する金額はいくらだろうか?
福袋の罠に「通常価格との比較だけ見るとめちゃくちゃお得に思えるが、実は普通のセールのときのほうが安い」というパターンがある。どこぞで問題になった、セール前にわざと値上げして大幅割引に見せかける手法とちょっと似ている。
その答えは……1000円福袋で最大2010円、3000円福袋で最大3585円、5000円福袋で最大5160円も得するという、驚異的な数字となっている。購入金額の2倍以上の特典って、築地銀だこ大丈夫か……!?
注意点がひとつ。店舗により販売開始日・種類・期間・方法等がすべて異なること。
筆者の知る限り、元旦から販売するところがあれば、年内に先行販売を行うところもある。公式サイトでも各店の状況までは発表しないので、詳細は最寄りの店舗に確認して欲しい。
あとはもう少し、もう少しだけ行列が短ければ……! 福袋シーズンに限らず、平日の昼間でも「並ばず買えたことがない」人気なのが筆者の最寄り銀だこだ。
参考リンク:築地銀だこ
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.