新年の風物詩だった福袋。「だった」と言ったのは、オンラインでの販売が主流になってから、どんどん販売時期が巻いてきているから。もう普通に売ってるところも多い。

その中の1つが吉野家である。2023年の福箱が公式通販サイトで販売中。というわけで、数量限定の福箱を買ってみたら3年前から欲しかったアレを手に入れることができたでごさる。最高

・去年

2022年12月12日現在、公式通販サイトで4種類が販売されている2023福箱セット。うち3つは冷凍パックの詰め合わせで、入ってるパック数によって価格が変わる感じ。これは去年購入したヤツだ

経験から言うと、この吉野家冷食は冷食感がなく、店で食べるような味が再現できるため、保存食としてはオススメ。年末年始の外に出るのも面倒くさい時とか結構お世話になったなあ。詳しくは福袋2022の記事をご覧いただけると幸いである。


では、残った1つは何かと言うとグッズの福箱だ。税込み7700円と若干高めだが、今年はこれを買ってみることにした。

・福箱を開けると

今年も吉野家の丼を模した箱に入っている福箱。フタを開けると、まずカプセル7個が入っている。このカプセルはミニチュアメニューのグッズだ。開けるとパーツが入っており、組み立てることで定食や牛丼などが再現される。

まるで吉野家に来たみたい! ……とまでは思わないが、公式監修だけあってしっかりした造りで、見慣れた光景が小さく再現されていることには若干ほっとするものがある。

・さらに奥には

だが、もちろん、この福箱はこれだけでは終わらない。上げ底を取ると、箱の底には宝物のように仕舞われたもう1つのグッズが。そのグッズとは……


金文字丼

・たまプラーザの悲劇

実は、これこそグッズ福箱を選んだ理由である。吉野家の丼グッズと言えば、私が思い出すのは、まだ福袋が新年の風物詩だった2020年のこと。唯一、吉野家の福袋が販売されていた神奈川県のたまプラーザテラス店に行列したところ、入っていたのは店舗のものとは形状が違う奇妙な丼であった。

流線形のなめらかな形状はカフェの器のようなオシャレさを感じなくもない。でも、違うんや。どうせ吉野家の丼なら店舗と同じ素朴な形状のものが欲しい。流線形の器を使えば使うほど、私の中にはそんな想いが募っていった。

・【2023福箱「吉野家グッズセット(税込み7700円)」の中身】

今にして考えると、あっちの丼の方がレアな気もしなくもない。しかしながら、やはり吉野家と言えばこの形。しっくりと手に馴染むのは金文字丼の方である。というわけで、まとめると、中身は以下の通りであった。


・カプセルトイ7個
・金文字丼
・若狭塗オリジナル箸


なお、吉野家公式通販サイトの説明によると、4つの福箱の中でこれだけ「数量限定」と明記されている。2022年12月12日現在はまだ購入可能のようだが、ひょっとしたら売り切れる可能性もあるかもしれないので欲しい人は急げ。

参考リンク:吉野家
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.


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