イタリアンのファミレスといえば「サイゼリヤ」である。四国・九州の一部を除いてほぼ全国に店舗を展開している。その本社は埼玉県吉川市にある。

その埼玉にはサイゼとは異なるイタリアンの「るーぱん」がある。昭和47年創業で6店舗を展開する埼玉のローカルチェーンだ。実際にお店に行ってランチを食べてみたら安さにビックリ! サイゼに匹敵する高コスパイタリアンだった!!

・創業昭和47年のイタリアンレストラン

るーぱんは行田市に本社を置く「ゴンドラ株式会社」が運営を行っている。熊谷市に1号店をオープンして現在も県内の人を中心に親しまれている。

私(佐藤)が訪ねたのは蕨市(わらびし)の蕨西口店だ。入店したらまず注文、ここは前会計制である。メニューを見ると品数多いな、ピザもパスタも種類が豊富だ。


そのほかにもグラタン・ドリア・チキン・サラダ、そしてデザートも充実している。


何を食べようか迷ってしまう……。そういえばお店のサイトによると、ボンゴレ赤スパゲティを注文して食べた後にバターライスをソースに入れて食べる。それが40年前からの定番なのだとか。よし、じゃあそれにしよう!


メニューには、ボンゴレ赤(税込550円)は「残りのソースが最高!」とあるな。すごい自信だ、そんなにソースが最高なら、絶対に食わねばなるまい。


単品で注文しようとしたところ、ランチのセットの方がお得だと教えて頂いた。ほほ~、ランチなら「ボンゴレスパゲティ + サイドメニュー(1品) + サラダ + スープ + ドリンクバー」で税込737円! 安いな!!


ちなみにサイドメニューはポテト・ハーフドリア・ライス・カットピザ・有機パンから1品をチョイスする。またドリンクバーはホットドリンクかコールドドリンクかのいずれかだ。


・1000円以下で炭水化物祭り!

私はボンゴレ赤のランチセットと、「洋風おにぎり」(税込176円)を頼んだ。ソースにライスを入れないといけないからね。本来はバターライスかもだけど、バターライスがどこにあるのか見つけられなかった……。

そしてコレがその品々、総額税込913円。1000円以下で炭水化物祭りと化した!


オリジナルのアンチョビドレッシングを使ったサラダと……。


そしてチーズのたっぷり乗ったカットピザ。


これがボンドレ赤、自信のソースの味はいかに!?


それから洋風おにぎりである。


・トマトソースにご飯を入れて

まずはピザから食べるとしよう。生地はもっちりとしていてソースのトマト感が強くて美味しい。宅配ピザにはない手作りを感じさせる味わいがイイね。


スパゲティは麺が少し緩めでソースとよく絡む。トマトの旨味が全面に出ていて、後味はほんのりと辛い。単品で税込550円なのに麺の量は結構あるぞ。安くて量が多いから学生さんには嬉しいかも。


自慢のソースはたしかに美味しいけど、私にはちょっと辛すぎるかも。舌の上に辛みが残るのが気になる……


ってことで、ここに洋風おにぎり投入! リゾット感覚で改めていただきます!


ご飯を入れることで辛味がやわらぐのでコレなら安心して食べられる。トマトの酸味にバターライスのコクが加わって、スパゲティで食べるよりも美味しいかも!


そういえば、太陽のトマト麺の「らぁりぞ」と同じ発想だ。トマトソースにご飯を入れてしまうのは人の性(さが)なのかもしれない……。それにしても、これだけ食って1000円しないのはスゴイ! この先もこの高コスパを維持していただきたい。がんばれ、るーぱん!


・今回訪問した店舗の情報

店名 るーぱん 蕨西口店
住所 埼玉県蕨市中央3-5-1
時間 10:15~21:00(L.O.20:30)
定休日 土日(2022年10月現在)

参考リンク:るーぱん
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24