私(佐藤)は毎年夏になるとTシャツを買いすぎてしまう悪癖がある。そのせいで、秋の衣替えにはまず着なくなったTシャツの処分から始まるのだが、当編集部にはまったくといっていいほど服を買わない後輩がいる。
彼の名は中澤星児。同じ服をローテーションで着ている彼のために、「服のタカハシ」で似合いそうなコーディネートを考えてプレゼントしてみた。その結果、服を買わない理由が判明。その考えが独特すぎてビビった!
・服のタカハシ
今回衣類を調達したタカハシ(運営元株式会社タカハシ)は衣類スーパーだ。「衣料品を日本一安く販売すること」を会社理念に掲げており、東京・神奈川・埼玉で43店舗(2021年4月現在)を展開している。
訪問した東京・小平市の恋ヶ窪店は、ドラッグストア「サンドラッグ」に併設した店舗である。
新品を安く販売できるのには理由がある。流通段階の「シーズンオフ商品」「過剰在庫品」、色やサイズの偏りのある「訳アリ商品」を仕入れ、安い価格で提供しているためなのだとか。
新品ながら他のアパレルよりも2~3割安い商品がズラリと並んでおり、自社ブランド品と共にメーカーの処分品なども多数用意している。
「掘出物」コーナーにはさらに安い商品も。色やデザインにこだわらなければ、新品Tシャツは税別130円から。サイズの大きな(3L・4L)のスエットパンツは税別300円から販売していた。
・購入した品々
さて、購入したのは、ディッキーズのツイルキャップ。
「ぜったいお得」で税別990円。
無地の裏起毛クルートレーナー。
中国製で税別790円。
レギュラーフィットのジーパン(ネイビー)。
「ベストプライス」で税別990円。
それから目玉商品のMA-1タイプのジャンパー。
「メーカー処分品」で税別1590円。
以上4点で税込4796円である。5000円でジャンパーからキャップまで新品で揃うのは安いよね。
・後輩にプレゼントしたら……
で! これらを編集部で1番服を買わない男、中澤にプレゼントしよう。……と、その前に、中澤がいつから服を購入していないのか確認しておきたい。
佐藤「星児、最近いつ服買った?」
中澤「いつかなあ~。このスカジャンを買ったのは2年前ですよね。そのあとにパーカーを1枚買って、それがボロボロになるまで着てたのを覚えています」
佐藤「じゃあ、そのパーカーの購入は少なくとも1年以上前になるかな」
中澤「そうかもしれないですねえ」
佐藤「ちなみに今着てる服はいつ頃買ったの?」
中澤「スカジャンはさっきもいいましたけど2年前で、中のシャツ(2枚)はもらい物ですね。下のズボンはいつだったかな~? 仕事の帰りに寒すぎて買ったはず」
佐藤「なるほど、もらい物というパターンもあるか……」
佐藤「そんな星児に服、買ってきたぞ! コレ着て」
中澤「ホンマっすか! ありがとうございます!」
中澤「あ~、こういうのか~……」
佐藤「え? もしかして、嬉しくないの?」
中澤「いや~、まあ着てみないと」
実際に着用した姿がコチラ!
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佐藤「昼からパチンコ打ってる感じだな」
中澤「そうっすねえ、着心地はいいですよ」
中澤「とりあえずトレーナーだけ頂きます。キャップとジャンパーは遠慮しておきます。ジーパンは保留で」
佐藤「せっかく買ってきたのに……。なんでだよ」
中澤「あのね、服買うと着なくなったら捨てなきゃいけないでしょ。それが面倒くさいんですよね。このジャンパーとかどうやって捨てたらいいかわからないし。
うちの地域は、古着は資源ゴミの扱いで可燃や不燃で捨てられないんですよね。しかも近所の公民館みたいなところに持っていかないといけなくて」
佐藤「ひょっとして、服を買わない理由はソレ?」
中澤「そうっすねえ、捨てることを考えると、買うのが面倒になっちゃうんですよ」
ということで、中澤は捨てる手間を考えて服を買わないそうだ。似合いそうなもの、いろいろあると思うんだけどなあ~。今回購入した品々はもったいないので、私が着るとする。残念……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 服のタカハシ 恋ヶ窪店
住所 東京都小平市上水本町6-4-1 2階
時間 10:00~20:00