これからお伝えする記事の内容をざっくり説明すると、デカ盛りが名物の人気店で「巨根ロール」を頼んだらあまりにも巨根過ぎて悲鳴を上げてしまった……である。あまりにも衝撃的な、いや立派な巨根だったのでお持ち帰りすることに。もう完全にお手上げでした。
物語の舞台は、埼玉県飯能市の「福六十(ふくろくじゅう)」。テレビにも取り上げられた地元で有名な定食屋さんである。巨大なかき揚げがのった「かき揚げ丼セット」や、野郎限定の「漢飯(おとこめし)セット」などが人気らしいのだが……
私が頼んだのは「おとこのロマン 巨根ロール巻(1500円)」。男のロマンという言葉に強く惹かれたからだ。「もっこり餃子定食」や「牛肉ぎんぎんカレーうどん」も良かったのだが、今回はシンプルに巨根ロールにした。ただ、今思えば何がシンプルなのか分からない。
悩んだ末に巨根ロールをお願いすると、注文を取りにきた店員さんから「今日は巨根厳しいかもしれないなァ。ちょっと聞いてきますね」と言われた。もしかすると人気メニューで売り切れているのかも。
その直後、厨房の方から「巨根だそうです。大丈夫ですかァ?」という声が聞こえた。なんとなく「あちらのお客様、巨根だそうです」という風に聞こえるのが恥ずかしい。店内は満席だった。
・巨根ロールの登場
それはさておき、巨根はどうやらOKだったらしく、10分ほど待ったところで「お待たせしました、巨根ロールです」という掛け声とともにセットが運ばれてきた……なるほどこれが巨根ロールか。たしかにスゴい。少し予想外だったのは……
巨根は2本だった。
巨根の名にふさわしい太巻きが2本。その大きさたるや巨大ゴリラが食べる恵方巻きといった感じで堂々たる風格を漂わせている。ちなみに中身は、ヒレカツ・サラダ・梅しそチーズとのこと。食べ応えもハンパではないだろう。ずっしり重たいぞ。
しかし、これが最高にうまかった。めちゃめちゃ食べづらいのを差し引いても感動的。ヒレカツは衣がサクッと軽い食感でお肉はとことん柔らかくてジューシーだ。油っぽい感じは全くなし。腹が減っていたのでガツガツいける。最高じゃないか。
しかもサラダと梅しそチーズでさっぱり食べられるのが良い。これなら多少ボリューミーでも問題ない……
わけがなかった。
なんとか1本食べ終えたところでギブアップ。完食できず。パック(30円)に入れて持ち帰ることに。デカ盛りを注文しておいて、あっさり諦めて持ち帰るのが非常に悔しい。
てか、そんな気持ちで挑んでしまって巨根に申し訳ない……ただ、パックに詰めた巨根の存在感もやはりえげつなかった。それはそれは大きかった。
もちろん夕飯も巨根ロールで腹一杯。美味しいしコスパも良いのかも。もし飯能市に来る機会があればどうでしょうか。他のメニューも美味しかったぞ〜。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:福六十
住所:埼玉県飯能市緑町11-20
時間:月曜〜金曜 11:30〜14:00 ・ 17:00〜21:00 / 土日祝 11:30〜15:00 ・ 17:00〜21:00
休日:水曜日
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼定食メニューもガッツリ系で食べ応え抜群でした!