照りつける太陽! アスファルトから立ち上る陽炎!! ヒーハー夏が来たぜェェェエエエ!
出勤するため外に出たらあまりにSummerすぎるものだから海に行きたくなってしまった。しかし、本日は仕事がある。どちらも諦めたくないので、海の家でテレワークしてみることにした。
・家は家でも海の家
さっそく、テレワークする旨を社内チャットで報告。そして、その足で小田急線の快速急行に飛び乗った。家は家でも海の家だぜェェェエエエ!
で、たどり着いたのは片瀬江ノ島駅。
改札を出た瞬間からもう世界が違う。空がスカーンと抜けるように広く、道行く人も街並みも完全にバカンススタイルなのだ。本当に日本かよ!?
普段、家から会社への往復だけで1日が終わっていく私。土日は疲れて外出すらしないので、完全に人生にはない光景である。クッ、世界がキラキラしすぎて目が潰れそうだ。まだ改札出ただけなのに……!
・実は海の家が怖い
そう、実は私(中澤)はインドア派。ゆえに、浜辺経験値はほぼないに等しい。ここまで来といてなんだが、海の家でテレワークとかできるのか。湘南乃風みたいなバーベキューグループにノートPCの画面をブチ割られたりしないだろうか?
いや、そもそも、海の家で働いてる人に割られる可能性だってあるかもしれない。「ここお前みたいな陰キャが来るような場所じゃないんで!」つって。
・初めてのテラス席
おそるおそる海の家に入ってみる。まだパソコンは割られない。ミネラルウォーター(税込300円)を注文してみる。まだ割られない。テラス席に座ってパソコンを開いてみる。まだ割られない。降り注ぐ太陽、吹き抜ける風──
最高やん。
ネットはiPhoneのテザリングで確保できるし設備的に何も問題がない。っていうか、思っていたより涼しい。風通し的には究極のデザインだからだろうか? ギラギラの真夏なのに風が気持ちいいのである。クーラーよりナチュラルで快適。
・人生損してた気になるレベル
遠くに聞こえる潮騒の音がまた心を落ち着かせてくれる。なんだこのリッチな気分は。海の家がこんなに落ち着ける場所だったなんて。シャワー浴びたり、ちょっとご飯を食べるために、一瞬入ったことしかなかったから知らんかった。軽く人生損していた気分である。
居心地は最高。ただ、テレワークをしているうちに、海の家でテレワークをすることのデメリットにも気づいたので以下にお伝えしよう。
・デメリットその1「ロケーション」
まず、ロケーションが良すぎる。どこまでも広がる海と空。考えごとをしているうちに、気づけば、遠く輝くような水平線をぼーっと眺めている。したがって、全然考えがまとまらない。
・デメリットその2「BGM」
次に、BGMがデカイ。全然知らない浮かれたBGMが、聞く気なくても耳に入ってきて脳を揺らすくらいの大音量で流れているため、全然考えがまとまらない。
・デメリットその3「ギャル」
最後に、ギャルがマジでギャルだ。分類するなら黒ギャルと言えるのだが、江ノ島の黒ギャルはアメ村や渋谷のようなカルチャーとしての黒ギャルではなく天然ものオーラがビシバシ感じられる。
例えるなら、沖縄でイルカに会うような感動。そんなギャルが海に負けないくらい輝いていて、全然考えがまとまらない。というわけで……
星乃珈琲店に移動した。
・真夏の江ノ島はヤバイ
上記の通り、くつろげる反面、周りの環境の全てが考えることを放棄させようとしてくる海の家。テレワークをする場合、強靭な精神力を必要とすることが判明した。星乃珈琲店、記事書きやすすぎて笑った。
しかし、これは逆説的に言うとテレワークでさえなければ最高ということでもある。来年は普通にバカンスで海の家に行こうと思う。インドア派の私ですらそう感じるほどに、真夏の江ノ島はヤバかった。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼夏は海だなー!
夏すぎたから海の家でテレワークしたらヤバイことになった pic.twitter.com/ooI5KkvTtp
— 中澤星児(ロケットニュース24) (@sorekara_jona) July 27, 2022