Suicaにして以来、すっかり切符を買う習慣がなくなった私(中澤)。日本全国どこだって「ピッ!」で改札通れるし、たまのチャージが面倒くさく感じるくらい切符売り場に寄り付かなくなった。
だがしかし。今後、名古屋に行った時はまず切符売り場に行くかもしれない。それほどに、名古屋民に教わった「ドニチエコきっぷ」が観光に優秀だったのである。
・名古屋民オススメ切符
その名の通り、土曜・日曜・休日(土曜・日曜・休日ダイヤ特別運行日含む)、及び毎月8日(環境保全の日)に使える「ドニチエコきっぷ」。大人620円で名古屋の市バス・地下鉄全線が1日乗り放題になるという切符だ。
私がその存在を知ったのは、ジブリパークに行った時のこと。ついでなので名古屋に住む友人K氏に連絡したらこの切符をオススメされたのである。「名古屋市内で3回以上地下鉄、市バス乗るならお得よ」と。
・検証
うーん、でも、市バスと地下鉄だけか……。ジブリパークが開業する予定の愛・地球博記念公園は「Linimo(リニモ)」の駅で、リニモは愛知高速交通株式会社だから使えない。名古屋市でもないし、今回の遠征で買ったところで意味あるだろうか? そう思いつつもとりあえず買ってみたところ……
余裕でお得でした。
正午に愛・地球博記念公園に到着したその日。作りかけのジブリパークと、愛・地球博記念公園を堪能しても、まだ15時くらいだったのでコメダ珈琲店本店に寄って夕飯に『風来坊』へ行った。移動をまとめると「東京→名古屋→藤が丘→愛・地球博記念公園→藤が丘→総合リハビリセンター→(歩き移動)→いりなか→赤池→名鉄バスで東郷社宅前」となる。
このうち、ドニチエコきっぷが使えたのは「名古屋→藤が丘(310円)」「藤が丘→総合リハビリセンター(270円)」「いりなか→赤池(240円)」なので移動費の合計は820円。ほとんど名古屋市外にいたにも関わらず、交通費が200円も得になったのである。
・地味だけど知ってると得
しかし、実際行ってみればそれも当然のように感じた。愛知県外からジブリパークに行く場合、大体は名古屋を経由することになるのだから。仮にジブリパークに行って帰ってくるだけでもトントンなので、名古屋で観光するならお得にしかならない。
というわけで、使ってみたらそのお得さが身に染みたドニチエコきっぷ。名古屋メインの観光だったらもっと活躍するに違いない。知っているのと知らないのでは地味に交通費が変わってくるライフハックなので、名古屋観光の際に覚えておいて損はないだろう。
参考リンク:名古屋市交通局
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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