
デアゴスティーニといえば、テーマに沿ったマガジンを少しずつ集めていくパートワーク(分冊百科)の老舗。
何年もかけてコレクションするので、かなりの覚悟と決意をもって購入しなければならない。当サイトでも、あひるねこ記者が「週刊スヌーピー&フレンズ」の制作を数年がかりの長期連載中だ。
当然、中身がわからずに買う人などいない……と思いきや、ガチャみたいなブラインド販売のデアゴがあったぞ……!?
・「恐竜&Co.ビッグ」(税込499円)
ネタばらしをすると、これはデアゴスティーニ社が子ども向けに展開している「&Co.(アンドコ)」という玩具シリーズ。イタリア生まれのフィギュアコレクションで、ヨーロッパ各地や中南米で4500万個以上売れているのだそう。
なぜイタリアかというと、デアゴスティーニ社そのものがイタリア発祥だから。地理学者ジョバンニ・デアゴスティーニが創設し、現在も総本社はイタリアにあるという。
中身は全16種で、開封するまでどれが入っているかわからない。外国にもこういったブラインド販売のおもちゃがあるとは知らなかった。
筆者が見かけたのは大型書店の一角。3つ購入できたので、開封してみよう!
出てきたのはプテラノドン! 恐竜には詳しくない筆者でも知っている「有名どころ」だ。当たったらうれしい部類に入るのではないだろうか。
手のひら一杯にひろがるビッグサイズ!
……なのだが、肌にピタッと吸いつく独特の質感がスライムを連想させる。クタクタと力なく横たわる様は、非力なヒナのようである。
塗装もリアルを通り越して「ヌメヌメしている」と感じられる仕上がりで、まるでカエル!
なにより特徴的なのは、ものすご~~~く軟らかいこと! どこまでもよく伸びる。
筆者が想像していたのはウルトラマンに代表されるような、いわゆるソフビ人形。プラスチックほどではないがゴムよりは硬い、そんな素材をイメージしていた。
ところが、このプテラノドンはゼリーや寒天を思わせる軟らかさ。手でもつと振動でプルプルと震えるほどの弾力なのだ。
おまけに暗闇で光るというギミックつき。こんなに多芸で個性が強いのはプテラノドンだから? 全種そうなの?
続いて2つ目の開封。今度はブロントサウルスが出た。
なかなか愛嬌のある顔をしている。可愛いといってもいい。
商品には、その恐竜を解説したブックレットが入っている。子ども向けながら、人間の身長との比較など、なかなかに専門的な豆知識が載っている。
そもそもデアゴスティーニのような刊行スタイルは、「集めると百科事典のようになる」ことから分冊百科と呼ばれている。読者の知的好奇心に応えてきた同社の面目躍如だ。
これも手のひらを越えるビッグサイズで、丸く大きなボディが特徴なのだが……
やはり質感にギョッとする。膨らんだお腹を押すと、ズボッと指が沈む。ちょうどお手玉の中身に小石か砂でも入っているような……ジャリジャリとした感触がある。
「気持ち悪い」と「逆に気持ちいい」の絶妙な境界線にあり、いつまでもモミモミしてしまう。耳を澄ますと「シャリッ」「シャリッ」と、なんとも形容しがたい音がする。これが流行りのASMRか……!
最後に開封した袋からはタケノコのような物体が出てきて一瞬固まったが、正体は大型草食恐竜のパラサウロロフス。
生まれたての子鹿のようにプルプル震える脚なので、立たせるのにちょっと苦労した。
これもまたツヤツヤと光沢のある派手なボディである。腹部に詰め物が入っていて、押すと指が沈み込むのは同じ。ベタつく胴体は少し放置しただけでホコリを集めて大変だが、なんだか憎めない。
なんというか、全体的にキャラが濃いのだ。よくできたフィギュアであると同時に、ネバつくような独特の表皮や、プルンプルンのボディに妙にクセがある。ちょっとキモいんだけれど、気になって目が離せない存在というか……
なお、全16種のうち温度で色が変わるものが3種類、暗闇で光るものが2種類、金色だったり伸縮力が強かったりするスーパーレアが2種類あるらしい。光るプテラノドンに出会えたのはラッキーだったのかもしれない。
・他にもシリーズ展開中
アンドコは「シーモンスターズ&Co.」「イグアナ&Co.」「シャーク&Co.」などシリーズ展開されており、筆者が入手したのは第5弾「恐竜&Co.ビッグ」にあたる。
公式サイトでは販売終了となっているシリーズもあるが、書店などの実店舗ではまだ残っているところもある模様。
また、新商品「オーシャンアタック&Co.ビッグ」(税込499円)は2022年3月中旬から全国の書店やスーパー、おもちゃ屋などで発売開始とのこと。小さな子どもさんがいる、あるいはフィギュアが大好きであるという同志は、ぜひこのクセつよキャラたちをお手元に迎えて欲しい。
冨樫さや




















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