
日本で分冊百科(パートワーク)の老舗といえば「デアゴスティーニ・ジャパン」。筆者は過去に何度か定期購読し、ひどい目……ならぬ幸福な目にあってきた。もう簡単には流されないぞ、と固く誓っているのだが、最近になってデアゴと双璧をなす「アシェット・コレクションズ・ジャパン」がすごい商品を投入。テーマはブルートレインだ!
平成27年の「北斗星」最終運行でブルートレインは引退。筆者は鉄道にはまったく詳しくないのだが、オレンジ色の光をこぼしながら夜闇を走り抜ける寝台列車はやはり憧れだった。
気になってたまらないので、どんな商品なのかシリーズガイドを見てみよう。
・『ブルートレイン 3車両をつくる』
分冊百科の創刊号にはたいがいシリーズガイドがついていて、完成したらどういう姿になるか、どんな機能があるか、シリーズの魅力を全力でアピールしてくる。シリーズガイドを見るためだけに創刊号を買っても惜しくないくらいだ。
今回は冊子のほかに「スタートアップDVD」がついてきた。「作り方ガイドかな? なら見なくていいや」と思ったが、さにあらず。シリーズのコンセプトを紹介しつつ、実際に動いている(本物の)ブルートレインの映像も流れて胸アツだった。これは必見!!
全120号、完成した暁には全長185cmの車両が誕生する。人間の身長ほどの大きさだ。ど、どこに置く!?
シリーズ名の「3車両」というのは「機関車」「食堂車」「B寝台車」のことで、運転席では天井の扇風機まで忠実に再現。寝台車には寝具がしつらえられ、上段にあがるハシゴや、ベッドから落ちないようにするガードもある。食堂車には料理が並ぶぞ。
ギミックも満載。Nゲージのようには走らないのだが、まるで走っているかのように車輪が回る仕掛けがある。ガタンガタンという走行音や車内アナウンス、警笛を流すことも可能。ヘッドライトや室内の蛍光灯、読書灯なども点灯するという。どこまで凝っているんだ!
マガジンは「ブルートレイン大百科」「メモリアルギャラリー」「ブルートレイン列車列伝」と、ブルートレインづくし。お腹いっぱいです……。
・創刊号を組み立ててみよう
創刊号は分厚いボックス型だ。表紙をめくると本誌があり、さらに下にパーツがある。購入前にパーツをのぞくことができる、よく見るスタイルだ。
さっそく組み立ててみよう。創刊号のメインとなるEF66ボディ前面はダイキャスト製で、手に持つとずっしり重い。プラスチックとはまったく違う高級感がある。
細かいパーツはABS樹脂なので、ニッパーで切り離す。
接着剤は自分で用意する必要がある。本体は金属なので「多用途接着剤」がオススメとのこと。デアゴスティーニだと、初回は同梱されていて「なくなったら次は自分で買ってね」というパターンが多く、購入の目安になるのでありがたい。アシェットはもう少し上級者向けかも。
さらに精密ドライバーが必要。100円ショップのもので十分だが、作業中に「え、持ってない!」という人もいるかもしれない。
少し苦戦しながらも細かいパーツを接着。木工用ボンドに比べて、接着剤は間違ったところについてしまったときのリカバーが難しい。さらに角度を調整しながら接着、という作業が必要。誰でも絶対に失敗しないスナップフィットではなく、接着位置を自分で決める昔ながらの模型づくりに近いというか、硬派なキットという印象を受ける。
けれど苦労のかいはある! 機械らしい複雑な形状がリアルに再現されて、まだちょっとしか作っていないのに映える!!
ダイキャストのナンバープレート! こ、これもかっこいい!!
理屈なしの機能美がある! しびれる〜!!
乗務員ドアかな? これからヘッドライトがついて、フロントガラスがついて……。
早く「あさかぜ」のプレートつけたいな〜。
作業は10分ほどで終了。全120号なのでほんの少ししか進まない。が、この「もっと作りたい!」「早く先に進みたい!」という物足りなさが大きな罠であることは以前に書いた。ここから底なしの沼が始まる……。
・週刊で全120号完結予定
刊行は2020年9月9日だったので、すでに数号が発売されている。完成までは2年半ほどかかる計算だ。定期購読者には「運転士フィギュア」などの特典あり。毎号250円(税込)を追加する「プレミアム定期購読」にすると、車両を3段にわけて、ひな壇のようにかっこよく飾れるディスプレイ台がもらえるぞ。ふむふむ、これなら185cmのスペースはいらないな……
はっ! また沼にはまるところだった!!
価格は創刊号だけ特別価格299円(税込)で、第2号以降は通常価格1999円(税込)になる。シリーズが終わる頃には総額いくらになっているのか……その悲劇も過去記事に書いたので、お時間があればご覧いただきたい。
けれども、わかっていても惹かれてしまう魔力が分冊百科にはある。創刊号を触っただけだが、今回のシリーズもクオリティはかなりのもの。欲しいなぁ……どうしようかなぁ……。
参考リンク:アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
冨樫さや














【巨大ジオラマ】夢と浪費の王国・ディズニーランドをご案内します / デアゴスティーニ『週刊マイ・ディズニーランド 』
全100号を集めればキャンプマスターに? 付録つきマガジン『エンジョイ!アウトドア』がガチな件
【ガチ連載】初心者が作るデアゴスティーニ「週刊スヌーピー&フレンズ」第2号:いきなり難易度爆上がりだよ編
イギリス湖水地方でヲタ活! 全130号『ピーターラビットの世界』創刊号から呼び覚まされた記憶
【あるある】デアゴスティーニ『週刊ムーミンハウスをつくる』を3年越しで完成させて思ったこと10選
初めての「カプリチョーザ」でサイゼリヤとの価格差にビビるも、『トマトとニンニク』に胃袋を掴まれた
【コラム】私たち40・50代こそ「自分は何もできない」と知るべき理由 / 無力を知ることが “学び直しの原動力”
【総重量700g】魁力屋の冷やし中華がアクセル全開なのにペロリと食べられて最高 / 954kcalを感じさせない完成度だった
妻が買った5000円の「山崎実業」風呂イス、機能性は抜群なのに結局「ダイソー」のイスに戻ってしまった
ローソン『超ハッピーすぎ! チャレンジ』開幕!! 売り切れ続出の中で「運に左右されにくい有能商品」がこちらです
刺身食べ放題の『漁港食堂 三方』が東京初出店! 多摩センター店に行って分かった「従来の漁港食堂との違い」と「コスパ」
読者に教わった「アイラップ湯せん」でローストビーフを作ったら、ついに過去最高レベルの仕上がりになった
両隣にイチャつくカップル…私が1人焼肉で「豚肉」を食べまくった理由 / おひとりさま食べ放題のリアル
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2006話目「休暇明け⑧」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2003話目「休暇明け⑤」
【1000円以下食べ放題】900円のランチ定食注文で炒飯食べ放題! 唐揚げや水餃子もついてくるガチ中華『四川厨房 随苑 内神田店』
【1000円食べ放題】唐揚げ、麻婆豆腐がおかわり自由! ガチ中華『香港餃子酒場』ランチの副菜ビュッフェがおまけを超えてる
定額で遊び放題! 福生『ゲームセンター タンポポ』は、行き場のない “みなし機” の新たな活躍場所 / 懐かしの名機に会える楽園
都内の「天下一品」跡地に10店同時オープンした「伍福軒」が全店一斉閉店 / 6月中旬で店舗ゼロに
覚悟して「2つ折りスマホ」を買って1年2カ月が経過。今の端末の状態と、購入を検討している人はむしろコレを気にしてほしい
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
【事件】久しぶりに「串カツ田中」に行ったらほぼ別の店になっていた / 豚もエビもレンコンも食べずに帰ることになった理由
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
黄ばんだスマホケースを『オキシ漬け』したらこうなった / TPU素材の変色は復活するのか?
【ガチ企画】デアゴスティーニ「週刊スヌーピー&フレンズ」、約2年間かけて全部作る! 覚悟の創刊号(499円)初開封の巻
【ガチ連載】初心者が作る「週刊デアゴスヌーピー」第3号:一気にジオラマ感が増すも、いろいろ不安だらけだよ編
【保存版】忙しい人のための「週刊デアゴスヌーピー」まとめパート1:創刊号~第10号編
【嘘やろ】初心者が「デアゴスティーニ」のコンプリートを目指したら2号目でいきなり詰みかけた話
【挫折した人必見】東京・日本橋三越でデアゴスティーニ完成品を集めた展示イベントを開催してるぞ~ッ! 緻密な作り込みにマジで感動する
昔懐かし自分で着色するプラモデル「風物詩シリーズ」を20年ぶりに作ってみたら…失敗もまた味になる
【眼福】あの「デアゴスティーニ」のカフェがイオンレイクタウンにオープン! 模型を眺めながら飲むコーヒーは美味い!!
【カプセルトイ】デアゴスティーニみたいな昆虫図鑑! 夏休みの少年心をくすぐる、たった200円の標本コレクション
【ガチ注意】デアゴスティーニを全100号集めてみて分かったこと → 定期購読にしないと完成後ヤバイし、下手したら2年間が無に帰す
【クセつよ】これがイタリアのセンスか…! 「中身がわからないデアゴスティーニ」から出てくる世界的人気トイ
【ガチ連載】初心者が作る「週刊デアゴスヌーピー」、ついに第70号到達! 完成まで残り30号!! ここまでの途中経過も大公開だァァァアア!