3月といえば引っ越しシーズン。新しい家では思いっきり模様替えしたいという人も多いと思う。今度こそインスタに出てくるようなオシャレな部屋にするぞ……と思っても、引っ越ししたうえに家具まで買い換えると出費がかさみまくる。
できれば安価でオシャレな部屋にしたい人に勧めたいのが、ダイソーに売っている「ナチュラルミルクペイント」というペンキである。
「は? DIYとか超面倒くさいんですけど、マジ勘弁なんですけど!」と思った人もちょっと待ってくれい!
たった100円でお家がカフェみたいになる可能性があるんだって! しかも超簡単に! 超不器用な私でもラクショーだったから! ダサい赤のテーブルが生まれ変わる様子を見てほしい。
・人気のインテリアに使われている「バターミルクペイント」」
オシャレなカフェなんかでは、くすみカラーのアンティークなインテリアが流行っている。
マットでかすれたような風合いの白い木のテーブルや、くすんだパステルカラーの壁……。あのアンティークな風合いが一発で出せるのが、アメリカ生まれの「バターミルクペイント」というペンキである。かわいい店はたいていこのペンキでDIYしてるんじゃなかろうかと思う。
そのオシャレなペンキが、ダイソーでは「ナチュラルミルクペイント」としてたった100円で売られているのだ……!
・「ナチュラルミルクペイント」
レトロなパッケージも可愛らしい「ナチュラルミルクペイント」。カラーは7色ほどあるそうなのだが、人気商品なので、私は全色そろっているのは見たことがない。
スモーキーピンク、スモーキーブルー、アースホワイト、ナチュラルベージュなど、マットでくすんだパステルカラーが中心。容量は80ml入りと少なめで使い切りサイズ。1瓶で壁一面を塗るのは難しいけど、小物を塗るくらいなら問題ない量だ。
ダイソーには刷毛やペイントローラーなど、塗装に必要なものもたいていそろっている。今回は「ナチュラルミルクペイント」の他に「ペイントローラーセット」(200円)も購入した。
・使い方は超簡単
DIY超初心者なので、私は家にある直径50cmほどの真っ赤なミニテーブルを「ナチュラルミルクペイント」で塗ってみることにした。
一人暮らしを始めたときに何を血迷ったか買ってしまった真っ赤なテーブル。おかげで家の中のインテリアを赤っぽい色で統一することになってしまった。買い替えたいのだが、部屋が狭いのでこの大きさのテーブルで理想的なものが見つからず、ずっとそのままだった。
用意したのは
・ナチュラルミルクペイント1本
・ペイントローラーセット
・新聞紙
・ゴム手袋
だけ。
作業は、周りにペンキがつかないように新聞紙を敷いて、ローラーセットにミルクペイントを流し込んで、赤いテーブルにペンキを塗る。
ほんとは元の塗装をはがすために紙やすりをかけるそうなのだが、私は面倒なのでそのまま塗った。
1度塗りだとうっすら下の赤い色が透けてしまったが……。
2度塗りで、まったく下が見えないくらいに。ただ塗るだけなので、作業時間は20分もないくらい。
乾燥時間は夏ならば30分〜1時間、冬なら2〜3時間。念のため、私は一晩置いたが、しっかり乾いていた!
アイボリーがかかった柔らかいホワイトにマットな質感……。理想の仕上がり!
ペンキは水性なので、うっかり塗り間違えたり、手についてしまっても乾く前なら水で簡単に落とせるので初心者でも扱いやすい。使い終わった道具を洗うときにシンクが汚れることもなかった。もちろん、しっかり乾燥が終われば水に濡れても落ちることはない。
私は色の出方が気になったので最初にテーブルの裏にちょっと試し塗りした。
ちょっと汚れても、またダイソーでペンキを買ってきて塗ればいいだけなのも気楽。
テーブルの色が変わるだけで部屋の印象も変わった……。なんで今までペンキを塗るってことが思いつかなかったのか。DIYのハードルがぐっと下がってうれしい。
・激安家具や雑貨も今風に
オシャレな人いわく、部屋は色味の統一感が大事らしい。しかし、値段 ✕ サイズ ✕ 機能性 ✕ 色 を考えるとなかなか理想的な家具や雑貨をそろえるのって難しい。
家具選びでサイズも価格もいいけど色だけなあ……と思ってるとき、理想の家具を買うまでとりあえず手持ちでなんとかしたいときは、思い切って「ナチュラルミルクペイント」で塗ってしまうのはアリだと思う。
色と質感がかわいいので、流行の韓国っぽインテリアとか、シャビーシックなお部屋を作るにはめちゃめちゃ便利ですぞ。