ゲオ(GEO)といえば、一般的にレンタルDVDやゲーム販売で知られているが……実はイヤホンやスピーカー、スマホ向けアイテムなども “お手頃価格” で売っているらしい。なんでも知る人ぞ知る高コスパアイテムが揃っていて激アツなのだとか。
ちょうどコンパクトに持ち運べる急速充電器を探していた私は、ゲオの「PD対応2ポートAC充電器」を試してみることに。価格は980円(税込1078円)。たしかに安い……いいかも。ってことで使ってみたところ、こいつがマジで信じられないほど有能だったので紹介したい。
・ゲオの急速充電器
まず充電器とは、バッテリーを内蔵せずにコンセントにプラグを差し込んで使うもの。持ち運ぶなら小型で軽量、かつプラグが折りたたみ式だとありがたい。ポート数は2つあれば個人的には十分。ゲオの充電器はどうかというと、約50グラムで……
プラグは折りたたみ式。ナイスだ。バッグやポケットに入れても邪魔にならないサイズ感。また、低価格の割にしっかりした作りなのも好印象。シンプルなデザインが洗練された雰囲気を醸し出している。よしよし、いい感じいい感じ。
・そもそも急速充電とは何ぞや
で、問題なのはここからだ。実をいうと、急速充電器を探していたくせに「急速充電」が何なのか全っっ然分かっていなかった(iPhoneに付属している充電器より高速なら何でもOKってくらいだった)ので、詳しい人にざっくり教えてもらったところ……
充電速度の目安となる「出力(W)」は、「電圧(V)」と「電流(A)」の掛け算で算出される。中学生の頃に習った気もするが、電気を流そうとする力(V)と、流れる電気の量(A)で、バッテリーに供給される電気の量(W)がわかるってことだ。
んで、一般的なUSB充電器のアンペア数は1Aなのだが、ゲオは最大3A。つまり電気の流れる量が3倍ということらしい。川でイメージしたら「ゲオ川」は普通の3倍の川幅だから、その分めっちゃダム(バッテリー)にたまる(充電される)と考えられるだろう。
ゲオの充電器は「USB-A」と「USB Type-C」の2ポートで、USB-Aがクイックチャージ、Type-CがPD(パワーデリバリー)と、それぞれ急速充電の規格に対応している。どちらか単独で使用したら最大20Wの急速充電に対応可能とのこと。
▼ゲオ「PD対応2ポートAC充電器」の出力
2ポート同時使用の場合は急速充電を行わずに、接続機器を自動検知して最適な充電を行うという。いちいち言うことでもないが、スマホとワイヤレスイヤホンを同時に充電することもできるのだ。便利〜。
・iPhoneを30分で最大50%まで充電できる
なお、iPhoneなら「8」以降対応とのこと。だいたいの雰囲気をつかんだところで、実際に使ってみると……マジで全然違う! 絶体絶命(10%以下)の充電残量から30分もかからずに50%まで回復した! カフェで一休みするくらいの時間で復活するのはかなり助かる。
そんなんだから……
短時間の移動中もバリバリ働いてもらっている。
これから充電はスキマ時間に。
・ケーブルも急速充電対応のものを
値段の割に性能面もかなり優秀であることがわかるだろう。ただしケーブルも超重要で、急速充電の恩恵を受けるには、充電器、ケーブル、デバイスが対応製品じゃないといけない。ケーブルはゲオで売っている「タイプC to ライトニングケーブル」がおすすめだ。
・一度でも危機を救われたら手放せない
とにかく、付属の充電器よりも素早く充電できるって地味に便利。スキマ時間や出かける直前に一気に充電できるから、スマホの充電を忘れていても焦ることはない。本当に……安心感ハンパねええええ! 一度でも危機を救われたらもう手放せないハズだ。世界が変わるぞ。
というわけで、ゲオの「PD対応2ポートAC充電器」はコスパ最高と言えるだろう。980円(税込1078円)で2ポートあって、急速充電の性能もかなり良い。個人的には必要十分と感じたぞ。安心感を得たい方は、今すぐ最寄りのゲオへ足を運んでほしい。
参考リンク:ゲオ「超急速充電ACアダプタ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.