小学生の頃、林間学校でカレーを作った。ずいぶん昔のことなので記憶が定かではないが、慣れない野外活動にテンションが上がり切った子供達でも、それなりに美味しい仕上がりになっていたような気がする。
そのせいか、筆者の頭の中では「キャンプで簡単な料理と言えばカレー」というイメージがある。
──今回はそんなカレーの中でもトップクラスに簡単、なのに本格的なスパイスカレーのレシピをご紹介しよう。調理時間は5分程度。どんなに料理が苦手な人でも安心だ!
・超簡単! スパイス3種カレーの材料
・スパイス3種(ターメリック 小さじ1、コリアンダー 小さじ1、カイエンペッパー 好みに合わせて適量)
・鶏肉 150g前後
・カゴメ たっぷり野菜のミネストローネ用ソース
先にご説明しておくと、今回のポイントは『たっぷり野菜のミネストローネ用ソース』にある。
なぜならこのソース、名前の通り……
トマト、じゃがいも、にんじん、たまねぎがたっぷり入っているのである!
つまり、コレさえ用意してしまえば野菜を用意する必要はナシ。荷物や準備は極力減らしたいのがずぼらキャンパーなのである。
・超簡単! スパイス3種カレーの作り方
それではさっそく調理をしていこう。マジで秒でできるから覚悟しておけよ!
①クッカーで鶏肉を炒める
早く火が通るよう、鶏肉は小さく切った方が楽だぞ。今回筆者は鶏肉を切りわけるのすら面倒くさかったため、カット済のものを購入した。しかも割引品である!
②たっぷり野菜のミネストローネ用ソースを入れる
鶏肉には火を通し切らなくてもOK。鍋が焦げ付いたら片付けが大変だからな!
③スパイスを入れよう。ターメリック小さじ1、
スパイスの量はおおまかで大丈夫だ。
コリアンダー小さじ1、
カイエンペッパーをお好みで。
辛党な筆者は小さじ3分の1ほど入れた。カイエンペッパーはかなり辛いため、食べながら調整しても良いだろう。
④鶏肉に火が通れば……あっという間に完成でーす!
・パンにつけて食べるとめちゃ旨い
午後7時、気温は2度。アツアツでスパイシーなカレーは、冷えた身体をポカポカと温めてくれた。
カゴメの企業努力の結晶であるミネストローネスープをベースにしているのだから、旨いに決まっている。
トマトの優しい甘みと酸味、ブイヨンやマッシュルームエキスによる味の奥深さ、3種類のスパイスの香りが絡み合い、5分ほどで完成したとは思えないほどに本格的な仕上がりだ。
米よりもパンと一緒に食べるのが筆者のオススメ。
今回用意したのはチーズとオニオンのフォカッチャ。たっぷり5個入りなので、お腹を膨らませるにも最適だ。ただし1袋あたり591kcalなのでダイエット中の方には勧められない。
ちぎったフォカッチャでたっぷりとカレーをすくい取れば……
クゥ~~~~っ! うぅ~~~んまいっ!!!!
オリーブオイルがかかったフォカッチャとあわせることで、スパイスを感じながらも洋風な雰囲気を楽しむことができる。ルーが染み込みやすくて最高だし、チーズのコクもたまらない。
最後に鍋に残ったカレーをフォカッチャで拭き取って食べれば、美味しい&片付けが楽になるという一石二鳥なずぼら技にも使えるぞ。
なお、スパイスは好みに合わせて変更してもOKだ。例えばコリアンダーをクミンに変更したり、3種にプラスしてガラムマサラを入れたりしても良いだろう。
「スパイスカレーって難しそう」なんて構えず 気軽に作っちゃえば、キャンプ中の料理がより手軽で楽しくなるはずだ。
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.