2022年2月22日はニャン(2)が6つ並び! 鎌倉時代(1222年)以来800年ぶりだといい、「スーパー猫の日」なるパワーワードが生まれている。

猫に仕え、猫を愛し、猫に一生を捧げるものとしては「なにかしなければ……!」と謎の焦りに追いたてられ、人生で初めて「ねこ検定」を受けてみることにした。きっと記念になるだろう。


・「ねこ検定」とは

検定ブームと呼んでもいいのか、世の中には真面目なものからネタとしか思えないものまで、いろいろな検定がある。

「ねこ検定」もきっと「どの回答を選んでも当たり★」「結局猫はカワイイ♪」のような、猫好きが集まるゆる~い検定だろうと思っていた。検定という名の愛好家イベントというか、参加することに意味がある的な?



しかも出題は基本的に「公式テキストから」なので、最初から範囲が絞られているようなもの。テキストに目を通しておけば、ほとんど対応できるということだ。

参加方法は札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の会場もしくはオンライン。筆者はオンラインにしたが「愛猫と一緒に受検されていても不正行為とはなりません」だって。



試験区分は初級・中級・上級があって、初めてだから初級にした。はっきりいって、狙うのはただの合格ではない。「満点合格」である。

こちとら生まれてから数十年、ほとんどの人生を猫と一緒に歩んでいる。仔猫を育てた経験も、最期を看取った経験もあるし、保護猫活動に関わったこともある。この私に猫の知識を問うとは、まさに「釈迦に説法」「河童に水練」なのである。


じゃあどうして最初から上級にしないのかといえば、上級は中級に合格していることが合格認定の条件なのだ。併願は可能なんだけど、もし上級が合格ラインに達していても中級が不合格の場合、上級も一緒に不合格になるという! 意外に厳しいな……。

しかも中級・上級には「再挑戦割」というのがあって、一度不合格になった人が再チャレンジするときの割引制度なのだ。……中級からして、そんなに難しいの……?



申し込みはオンラインで簡単にできる。


……と思いきや、申し込み前にパソコンの動作環境チェックを求められる。カメラ付きパソコンが必須で、スマートフォンやタブレットは不可。おまけにインカメラが正常に動作するか確認される。これはもしや、不正対策か!!

猫が一緒にいるのはOKでも、公式テキストを見ながらの解答は不可。なるほど、会場受検と公平を期しているんだな。結構ガチだな。


検定日は2022年3月27日で、試験時間も決まっている。指定時間以外のログインは不可。eラーニングによくある、自分のペースで好きなときに……というシステムではない。

ちなみに申し込みサイトではわずか数問だが「練習問題」に挑戦できる。


え……? さっそく間違えとるがな。


ちょっと迷ったけれど、表情から「たぶんこうだろう」と予想した問題が不正解。

ためしにトライしてみた中級・上級問題では「カラカミ遺跡」「虹彩異色症」なんてワードが出てきた時点で詰んだ。

前述のとおり、出題の基本は公式テキスト。たぶん模擬問題と解説みたいな内容だろうから、これは早めに出題パターンを暗記しておく必要があるな!


……と思ったら、内容は普通に猫の品種、遺伝、病気、歴史などを詳しく図解した専門的な解説書だった。「夜目の秘密はタペタム」「プライモーディアルポーチの役割とは」「起源はミアキス」……やべぇ。

満点合格とかいってごめんなさい。これから死ぬ気で勉強します。

繰り返すが申込締切は2月22日、実施日はおよそ1カ月後の3月27日だ。猫好きを自認する同志は急げ!


・検定の詳細

実施日 2022年3月27日(日)
開催エリア 札幌・東京・名古屋・大阪・福岡・オンライン
申込締切 2022年2月22日(木)「ねこの日」まで
受験料 初級/4900円 中級/5900円 上級/7200円
初級・中級併願/9600円 中級・上級併願/1万1600円 初級・中級・上級併願/1万5778円 ※すべて税込


参考リンク:「ねこ検定」公式サイト
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.
ScreenShot:「ねこ検定」公式サイト