いきなりなんだが、私は子供の頃から食べこぼしがひどい。
手先が不器用だからか、口元がゆるいのか、ぼーっとしてるのか、ズボラなのか、多分その全部だと思うけどとにかくよくこぼす。しかも最近はむせやすくなって飲み物で咳き込むことも……。
そんなこんなで服を選ぶときは、汚れても目立たないかを気にしてしまう。おかげさまで真っ白なシャツの類などはここ何年も買っていない……。
パリッとした白いシャツ、憧れる〜〜〜〜! なんて思っていたある日、KEYUCA(ケユカ)で撥水の「汚れない白シャツ」を見つけてしまったのだ!
・実は服も売ってるKEYUCA
KEYUCAといえば、お手頃価格でシンプルな生活雑貨や家具を売っているブランド。かゆいところに手が届く便利グッズを生活感をおさえたデザインで提供している。実はアパレルも展開していて、機能性が高い洋服が多いのが特徴。
ストレッチがきいて動きやすくなっていたり、部屋着にも外着にもなったり、ニオイがつきにくくなっていたり……。しかも機能性が高い服というとアウトドア系に寄りがちなところ、キレイめのデザインになっている。
すごく言い方は悪いけど「ズボラでもちゃんとして見える服」がリーズナブルな価格で売っているのだ。ありがて〜〜〜い!
中でも人気があるのが撥水&防汚加工が施されているシリーズ。雨の日の外出や、子供との外遊び、家事のときでも汚れにくくなっているというのだ。う〜ん、ズボラ歓喜!
・鬼門の白シャツを購入
今回私が購入したのは「撥水バックフレアシャツ」(税込6039円)という真っ白なシャツ! 白いシャツやワンピースを持っているだけで、なんとなく「ちゃんとしてる人」っぽく見える気がするのは私だけ? ズボラなら絶対避けたいアイテムである。
撥水&防汚だけじゃなく、なんと防シワ加工つき。アイロンをかけたくないズボラ心を知り尽くしている。作った人はエスパーかな?
・デザインはどうなのよ
まずは着心地からチェック。フリーサイズで、デザインはうしろがフレアになったちょっと大きめサイズ。清潔感がありつつ今っぽさもある。こういうの大事よね。
154cmの私にはちょっと長めだったのだが、裾をインして着てもOK! 裾が長いから、伸びをしたり腕を上げてもインしたところが浮き上がってベロっと出てこないのだ。ズボラは気づくと服のシルエットが崩れがちなのでありがたい。
あ〜、なんかちゃんとしてる人っぽい! 白シャツ着ると背筋が伸びるわね。
・さて、実験しますか…
と、見た目にはとてもズボラ向けとは思えないこのシャツ……。撥水&防汚の実力がいかほどか見ていきましょか。
<レベル1 水>
手始めに水。私は顔を洗うときにいつもパジャマが濡れる。ズボラの朝はビシャビシャから始まるのだ。
つーわけで、シャツに水をぶっかける! えい!
ほわ〜〜〜! シャツが水をはじいて全然濡れない!(ちなみに下に着ていたヒートテックはボタンの隙間から入った水で濡れた)
<レベル2 コーヒーちょいこぼし>
コンビニカップの飲み口が微妙に口からずれててコーヒーをこぼす。これ私あるある。少量でも襟元とか胸元とかにこぼすとシミが目立つのよね……。というわけでシャツにコーヒーを少しだけこぼしてみる。
見事にコーヒーも弾いた! ひとくち分くらいのちょいこぼしなら、10秒以内にティッシュで拭けば余裕でセーフ!
<レベル3 シャワー>
じゃ、シャワーはどうよ! カランとシャワーが切り替わってなくて、上から水がかかったり、風呂掃除で服が濡れるの、あれ嫌だよね〜。
勢いよくいくよ! ビシャ〜〜〜〜!
おおお水を弾いている! タオルで拭いたらサッと水が取れた。このあともガンガンに水をかけ続けたら、さすがに濡れちゃったけど……。
<レベル4 コーヒーぶっかけ>
さすがにこのレベルのおこぼしは経験ないけど、ややこしい別れ話とか内定辞退とかで、コーヒーぶっかけ確定の人もいるかもしれないよね。濃いめのブラックをいれて、ぶっかけます。ドキドキ……。
「この人でなし〜〜〜〜!!!」ビシャー!
ぎゃー! さすがに色がついた……。
ん〜〜〜? でもよく見ると袖のほうはコーヒーを弾いている……??
色がついてしまった部分はさっきシャワーをぶっかけて少し濡れた部分で、袖は乾いていたところだ。つまり乾いてるところなら水を弾くけど、生地が濡れてると防水が働かないから汚れちゃうってことね。
ちなみに、汚れたところにすぐシャワーをかけたらコーヒーのシミは薄くなり、洗濯したら消えました。防汚加工はダテじゃなかった。
・油汚れとかはどうなのよ
水に強いのはわかった。でもね、こんだけじゃ、あたしゃ認めないよ。ズボラ歴38年、いちばん困るのは油汚れとかソースだって知ってんだから! ズボラのわりに細かいって? 人間は多面体なのよ!
<レベル1 揚げ物コロリン>
箸から揚げ物を落とすっていう、よくあるやつ。色はつかないのにばっちりシミになるから嫌なのよ。ってわけで、シャツの上に油のしみた茄子をおとして10秒放置。
ふむ、油シミなし! なかなかやるじゃないの〜。
<レベル2 ジャムがべっとり>
ジャムみたいな粘度のある汚れはどうなの? こういうのは、こぼしたところを拭くと汚れが広がるのがまた厄介なのだ。
ゴシゴシこすると……ちょっとピンクっぽさは残ったもののけど、ウェットティッシュでトントンしたら落ちたよ。
<レベル3 ファンデーション>
急いでる朝、うっかりシャツに垂らしたリキッドファンデーションや下地。崩れにくさを追求してるだけあって、化粧品の汚れはマジで落ちない。これが防げたらたいしたもんよ!
ちょいっとファンデを袖口に付けてみたら……。
うーん、普通にシミになってしまった……。さすがにファンデは無理でした。チーン!(ちなみにファンデの汚れは濡らす前にオイルクレンジングをすりこむと落ちやすくなる)
・結論
そして実験して汚しまくったシャツを洗濯したら……ちゃんと真っ白に戻った! すすすす、すごい!
小姑みたいな目線でいろいろ試してみた結果、日常的なアクシデントで付く汚れにはじゅうぶん強いという結論に。
さすがにハードな汚れは厳しそうだけど、日常的にうっかり汚しが多いズボラ仲間には普通におすすめ! ちゃんとした人っぽくなれちゃうぞ! またズボラにいい服を見つけたら紹介したいと思うので、ではではチャオ〜♪
参考リンク:KEYUCA
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼「永久」という言葉が3回も出てくる注意書き。この札を永久に無くさない自信はズボラにはない