エアロ、カプリコ、ぷくぷくたい、霧の浮舟……。

チョコなのにチョコっぽくないサクッ&ホロホロとした食感。いくつでも食べられちゃいそうな軽やかさ。筆者は子供の頃からエアインチョコが大好きだ。

そんなエアインチョコが自宅でも簡単に作れると聞いたら試してみるしかない! しかも材料3つでビックリするぐらい簡単。バレンタインの準備が何もできていないっていう人も、今すぐスーパーに走れば一瞬で作れちゃうぜ!

・簡単エアインチョコの材料

・チョコレート 150g
・重曹 小さじ2分の1
・水 小さじ2分の1

なんと材料は3つ……というか、もはや2つと言ってもよいかもしれない。買うべきものはチョコと重曹だけなのだから。

何度か試した筆者の感想としては、ハイミルクやガーナミルクといった ミルク感が強いチョコレートの方が美味しく仕上がった気がする。

なお重曹は、必ず食品用を用意するよう気を付けて欲しい。掃除用の重曹には不純物・洗浄成分が入っていたり、粒が荒かったりと、人が食べられる品質ではないのだ。


・エアインチョコの作り方

①まずはチョコレートを溶かす。筆者は電子レンジで30秒 → 混ぜる作業を2回した。


②重曹と水をしっかりと混ぜ合わせ、チョコレートに入れる。


③チョコレートをよく混ぜたら、型に流し込む。この後膨らませるので、少なめに入れるが吉。


④電子レンジで40秒加熱する


加熱後。ちょっとふっくらした。


⑤冷蔵庫で冷やして型から取り出せば、あっという間に完成だ!

冷蔵庫で30分ほど冷やしたが、実質の作業時間は5分ほど。たったこれだけ!? と言いたくなってしまうぐらいに簡単であった。


・お手軽にサクサク食感のチョコレート

出来上がったチョコの断面はこんな感じ。さすがに市販品のようにキレイな気泡はできなかったが、食感はサクサクホロホロ。チョコレートを溶かして固めるだけという簡単さとは思えない……!


気泡ができる秘密は、重曹の主成分である炭酸水素ナトリウム。炭酸水素ナトリウムに水と熱を加えると炭酸ガスが発生する。ケーキやパンにもふくらし粉として利用されている仕組みなのだ。

なおチョコレート150gに対して重曹・水を小さじ1ずつ混ぜることで、もっとモコモコなエアインチョコを作ることもできる。

……が、モソモソとした質感になってしまい、型に流し入れることができなくなってしまった。


無理やり詰め込んでもこの通り。せっかくのドナルドダックがただのイビツなチョコの塊になってしまった。

重曹&水多めで作る際は、模様ナシの型やシリコンカップにやさしくフンワリと盛るのがオススメだ!

参考リンク:明治エアインチョコの作り方クラシル エアインチョコの作り方
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.