待ってた……という言葉はこの時のためにあったのかもしれない。原材料の輸入遅延により、長らくSサイズのみの販売となっていたマクドナルドの『マックフライポテト』だが、昨日2022年2月7日よりついに全サイズでの販売が再開されたのだ。待ってた……!
マックがポテトM・Lの販売を休止したのが今年1月9日。約1カ月間とはいえ、マックのポテトを愛する者たちにとっては永久(とわ)くらい長い時間であったことだろう。私(あひるねこ)もその一人である。これは……今すぐ食べねばなるまい!
・ポテトが全サイズ復活
時間は昨日の夜にさかのぼる。子供を寝かしつけた私は一つの罪を犯した。夜中にマックへ行くという、とてつもない重罪である。本来ならば許されざる悪徳だが、今日くらいは神も大目に見てくれるのではないか。
日本マクドナルドによれば、ポテトM・Lに加え、夜マックの『ポテナゲ大』『ポテナゲ特大』も販売を再開したという。つまり完全に元の状態に戻ったワケだ。もちろん『バリューセット』『バリューランチ』も再びM・Lサイズに対応しているぞ。
・久々のポテト
マックのポテトを買うのはこれが今年初めて。あくまで個人的な意見だが、ポテトSサイズはポテトではない。あんな誤差のような量の小袋をポテトと認めることなど到底できないだろう。よってここは……
L、一択!
そう、深夜のダブルポテトLである。なんと罪深い……。だがここまで来たら何をやったって同罪だ。ついでにビールも飲んだるわ! 普段はあまり飲まないハイネケンを投入することで、より強いファーストフード感を演出していきたい。
さて、何かと「揚げたてこそが正義」と評されがちなマックのポテトであるが、実を言うと時間が経って少しふにゃった状態も嫌いじゃなかったりする。完全に冷めてマズくなってしまう前の、あの刹那の輝きにジャンクフード特有の儚さを見出すことも可能だろう。
そして改めて思い知らされるのが、MサイズとLサイズの間にある決定的な違いである。ポテトの内容量を除くと、両者はヴィジュアル的にも似通っているようだが、実はよくよく見ると……
けっこう雰囲気が異なる。
・意外と別人
Mサイズのパッケージは、何というか全体的にあっさりし過ぎているのだ。クールで機械的かつ、すごく業務的な印象を受ける。これではただのポテトの入れ物ではないか。せっかく赤いんだから、もっと情熱見せてみろよ!
一方、Lサイズのパッケージからは、Lサイズであることの満足や喜びがこれでもかと伝わって来る。違いは縁(ふち)に描かれた1本の黄色いラインのみ。しかしそれが、ニッコリ笑っているように見えるのは私だけだろうか? ああ、妥協せずにLを買ってよかった……と思わずにはいられない。
・Lこそ至高
「ラリってんのかコイツ?」と思われそうだし、もしかしたら深夜のポテトで多少ラリっているのかもしれないが、実感としてポテトの量以上に明確な差が両者にはあるような気がしている。あなたにはこの魅力、伝わるだろうか?
参考リンク:マクドナルド(PDF)
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.