2022年2月2日からすき家で鬼滅の刃コラボキャンペーンが開始された。全国のすき家でコラボメニュー「炭治郎(たんじろう)の炭火とりマヨ丼(並盛:税込 680 円)」が登場しているこのキャンペーン。さらに、池袋サンシャイン前店は、3月15日までのキャンペーン期間中、鬼滅の刃仕様の装飾になっているという。
すき家のニュースリリースを見ると、外壁には支配されていると言ってもいいくらいド派手に鬼滅の刃のキャラがデザインされている。だが、行ってみたところ、むしろ中の方がテンションが上がったためお伝えしたい。
・外観
炭治郎、禰豆子(ねずこ)、善逸(ぜんいつ)、伊之助(いのすけ)のいつもの4人に、音柱の宇髄天元(うずいてんげん)を合わせた遊郭編のメンツが壁一面に描かれている池袋サンシャイン前店。
私(中澤)は、コラボカフェなどに足しげく通うタイプではないが、このデカさで見るとさすがにテンションが上がる。なにより、善逸のチー牛っぷりは一見の価値あり。
なんて幸せそうな顔をしてやがるんだ……。
・入店
カメラを意識している他のメンバーに対し、善逸だけはチー牛に全集中である。これぞ愛。さすがは愛に生きる男である。と、外壁のイラストだけでテンションは上がったのだが、自動ドアが開くと……
藤の花がお出迎え!
イラストやパネルがあるだけではなく、ちゃんと鬼滅の刃の世界感を感じることができた。
注文カウンターに行ってみると、前述の「善逸=チー牛」のように、各キャラにメニューが割り当てられているようだ。恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)のメニューが「牛丼メガ(税込み850円)」なのがなんか良い。
ちなみに、煉獄さんは「ファイヤーチキンカレー(並盛税込み740円)」で、冨岡義勇は「鮭定食(ご飯並盛税込み520円)」だった。めっちゃ食ってそう。みんなですき家食べるだけの同人誌が脳内で描きあがっていく。やるやんすき家。
・「炭治郎の炭火とりマヨ丼」の真実
だが、冒頭で説明した通り、コラボメニューは「炭治郎の炭火とりマヨ丼」だけ。ここまで来たからには、これを食べずに帰ることはできない。
ちなみに、水ゼリー(ぶどう味)がついてくる「鬼滅の刃セット(+180円)」を追加注文するとオリジナルカードがもらえる。そこで「炭治郎の炭火とりマヨ丼」と「鬼滅の刃セット」をオーダー。
表の看板で見た感じ、「炭治郎の炭火とりマヨ丼」は、海苔とねぎで市松模様が作られている丼である。看板では、すき家のスタイルを崩さず、キャライメージもちゃんと感じられるバランスの良さだった。しかし、やって来たのは……
ただの鶏ねぎマヨ丼。
あれ? 市松模様は? 全然炭治郎感ないやん! と思いきや、丼の脇に海苔の袋を発見。ハイハイ、自分で作るパターンね。
地毛でちょいハゲ煉獄さんになったこともある私のファン魂がつぶやく。綺麗に並べてインスタグラムに投稿したいと! 煉獄さんよ、俺に力を。心を燃やせ!!
普通に無理だった。
それもそのはず、小さい角切りの海苔は箸で1枚つまむのすら難しい。ねぎの上に市松模様を作るなんて無理ゲーすぎる。すき家の看板の「炭治郎の炭火とりマヨ丼」を作ったのは柱に違いない。
というわけで、すき家には柱がいることが判明した。そう考えると、ラッピング店舗の世界感の構築具合も頷ける。なにせ柱だからな。コラボだけではなく、まさか柱まで所属しているとは。さすがすき家と言わざるを得ない。
参考リンク:すき家
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼鶏肉から炭火の香りがして美味しゅうございました
▼トレーシートは持ち帰っていいが、普通にペラ紙のためクリアファイルとか持ってきた方が良いかもしれない
▼オリジナルカードは蛇柱の伊黒