匂う、匂うぞ。前から怪しいと思っていたのだ。2022年2月1日に新発売された商品を見て、その疑惑は確信へと変わった。おいミニストップよ貴様チャーシュー好きすぎるだろ

ミニストップで、ご飯の上にチャーシュー4枚だけが入った「チャーシュー弁当(税込み599円)」が販売されていたことは以前の記事でお伝えした。この時点でクサイのだが、なんとそんなチャーシュー弁当にさらにチャーシューが追加された弁当が販売されているではないか! しかも、お値段はそのまま599円!!

・チャーシュー5枚

その名も「マウンテンチャーシュー弁当」。弁当コーナーで見かけた時、私(中澤)は震えずにはいられなかった。ついに……ついにミニストップがその本性を現したのである。ジャーナリストとして、これを買わないわけにはいかない。

じっくり見ると、名前の通り山のようにこんもりとしたチャーシューが確認できる。チャーシューは5枚と、チャーシュー弁当から1枚増えているが、価格がそのままなのは前述の通り。最近、物価は上がり気味だというのに、チャーシューを食わせたすぎて我慢できなかったのかもしれない

・フタを開ける前に衝撃

そんなミニストップのチャーシュー食わせたいオーラが容器越しにもダダ洩れの本商品。フタを開けようとしたところ、私はある異変に気付いた。おいおい……


マヨネーズと七味が付いているではないか

ミニストップよ、禁断の扉を自らの手で開けるつもりか? チャーシューに七味マヨネーズなんて言われなくてもウマイに決まっている。でも、罪悪感があるから我慢しているんだ! それを……それをこんなに堂々と……!! 貴様、それでもイオンかー

・パンドラの箱

もはや「マウンテンチャーシュー弁当」は完全に闇落ちしてしまっていると言っても過言ではないだろう。イオンの強い光に照らされて、ミニストップは濃い影を背負ってしまったのだ。ならば、その宿命まで味わおう。食べてみたところ……


クッ、殺せ!!

ちくしょーめ! コンビニ弁当にしては分厚いチャーシューと、しょっぱめのタレの味付けが、マヨネーズと合いやがるぜ!! さらに、七味をかければ味が締まって、もはや考えるより早く箸が動く! 止められない!! まさにこれは開けたら最後のパンドラの箱


共働きだった私の家。高校から帰ってきたら母が朝に握ったおにぎりを食べるのが日課だった。当時は冷えたおにぎりで寂しい気分になることもあったが、今なら分かる。母は大変だっただろうなと。


もし、あの時にマウンテンチャーシュー弁当があったなら、母の苦労も寂しい気分も少しはマシだったかもしれない。そう考えると、共働きの家庭の男子高校生の光になりえる弁当と言える。

思わず、男子高校生時代に戻ってしまう味をしているマウンテンチャーシュー弁当。その味は禁断……されど、パンドラの箱の最後には希望が入っていたのであった。

参考リンク:ミニストップ「期間限定 マウンテンチャーシュー弁当
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.