2022年1月27日から、全国の大阪王将にて提供が始まった「ぶちうまソース焼きそば(税込み695円)」。
こちら、昨年末の「あなたが選ぶ!この街の推し麺総選挙」という、44都道府県の焼きそばを競わせる企画にて広島県限定で販売されていたものだ。
なんでも投票数が最も多かったそうで、このたび晴れて全国で販売されることになったという。なるほど。つまり、こいつが全国で最も支持された焼きそば……! それは食べるしかないだろう。
・ぶちうま
一部店舗では価格が異なったり、あるいは販売していない店舗もあるそうだ。詳しくは公式HPを見ていただきたい。
筆者が最初に訪れた店舗も、27日の昼過ぎの時点ではポスター等の掲示も無く、まだ始まっていなかった。次に訪れた店舗でも、販売開始は16時以降というパターンだった。
わりと対象店舗であっても提供状況にバラつきがある可能性。確実を期すなら、直接お店に問い合わせるなどした方が良いのかもしれない。
あるいは、このように店頭に看板が出ている店舗であれば、恐らく間違いは無いと思われる。
・デカい玉子焼き
ということで、出てきたのがこちら。そこはかとなく天津飯っぽさのあるビジュアル。しかしちゃんと玉子焼きの下は焼きそばだ。
玉子焼きは絶妙な火の通り具合で、中は若干トロッとしていた。こういうやや半熟気味の玉子はいつだって魅力的よな。
しかし、看板やHPの写真と見比べると、玉子焼きの占める面積が広すぎるような気がしなくもない。半分は玉子で、もう半分には肉が乗ってるように見えたが……と思って玉子を退けてみると、下に肉が入っていた。
・甘くてボリューミー
食べてみると、麺は少し太めでコシがある。ドカッと乗った玉子焼きとあわせて、全体的なボリューム感は中々のものだ。比較的大食いな方の筆者も満足できた。食べ応えはグッド!
公式HPによると、かかっているソースは「オタフク焼そばソース」だそう。粘度が高く、甘い味付けが特徴的だ。子供にもウケそう。
しかしボリュームがあるため、ずっと甘いのは少し飽きるかもなぁ……と思いきや、そこでトッピングの紅生姜がいい仕事をしてくれる。
紅生姜の横にはマヨネーズも添えられているため、混ぜ具合によって絶妙な味変も可能だ! ソースメインで味わうもよし、マヨネーズを混ぜるもよし。
しかしこれ、なんというか、お好み焼きっぽい気がしなくもない。まさに広島風お好み焼きの、生地をなくして焼きそばを盛ったバージョン的な。
広島県内のみで限定販売されていたコイツを投票で1位にするあたりに、広島県民の味に対する趣向が垣間見えて興味深い。
個人的には、甘めの焼きそばというのが、あまりみかけないタイプの味付けで新鮮だった。都内ではもっと醤油っぽい味付けが多い気がするので。
ということで、普段とはちょっと違うタイプの焼きそばをガッツリと食べたい方に、特におススメの仕上がりだと思う。
あとは、故郷を離れている広島出身者とかにも刺さるかもしれない。なんせ、広島県限定だったものを、広島県民が投票で全国1位にしたのだから、県民お墨付きと言っても過言ではないだろう。