散々抵抗してきたが、仕方がない。受け入れることにしよう。どうあがいたって、年末である。終わらせるべきことを何ひとつ終えられていないが、年明け間近だ。

忙しくてロクにご飯を作る暇もねえぜ、って方もおられることだろう。そんなあなたにオススメなのが2021年12月7日より、はなまるうどんにて販売開始した “豚汁うどん” である。一杯で野菜も肉も、炭水化物もとれて最高じゃん。


・進化を遂げる豚汁うどん

はなまるうどんの「豚汁うどん」は2018年の発売以来好評で、今年で4年目を迎えるという。豚肉に玉ねぎ、大根に人参、じゃがいも、ごぼう、しいたけ、味染みこんにゃくと、とにかく具だくさんであるところが魅力のひとつだ。

また普通の豚汁と違って、なにやらコクがあるなあと思っていたのだが、すりおろした玉ねぎが入っているという。なんという手間! 

美味しくあるためにいろいろな工夫がなされているからこそ、長く愛されてもいるのだろう。納得だ。そして2021年は定番の豚汁うどんから、さらに進化を遂げている。

ひとつ、豚汁うどんにさらに肉を増量した「豚(肉)盛り」が登場。そしてもうひとつは、ピリ辛の「にんにく味噌」が新たに加わったのだ。ふむふむ、ここはひとつ新顔「にんにく味噌(税込720円~)」を試してみようではないか。


・途中で味変できる

「にんにく味噌」は豚盛り豚汁うどんに、ピリ辛のにんにく味噌を加えたうどん。肉がモリモリでニンニクがきいているなんて、聞くからに美味しそうだ。間違いない。

店員さんがササっと作ってくれた「にんにく味噌」を受け取ると、ズッシリと重たさがある。そりゃあこれだけ具が入っていれば重かろうよ、と嬉しくなりながら着席。いただきます。


上にちょこんと乗っている赤いものこそが、にんにく味噌だろう。少し箸ですくってなめるとピリっと辛く、ニンニクの旨味もたっぷり。ああ……こりゃ、ウマいわ。

勝利を確信しながら、まずはにんにく味噌を混ぜずに、そのままの味を楽しむとしよう。押し寄せる豚肉に、ほろほろの野菜たち、そしてトゥルンとした麺、染み染みの出汁。もうすでに完璧だ。美味しい。


ここに にんにく味噌を加えた日には、どれだけパワーアップすることか。あな恐ろしやなどと思いながら、にんにく味噌を混ぜてみる。汁が赤みを帯びてきたところで、再び口に入れる。


ほうほう、結構辛いな……! 厚着をして出かけたことを差し引いても、じわりと汗がにじみ出て来るほどには辛い。そしてウマい。にんにく味噌と、豚汁との相性がこれまたバツグンで正直箸が止まらないぜ。うむ、タマラン!! 

にんにく味噌がはじめから混ぜてあるのでなく、自分の好きなタイミングで加えられるように添えてあるところもポイントが高い。ひと椀で2度味を変えられるうどんなんて、そうそうないのではないか。


これは はなまるうどんさんよ、よく考えたなあ。思わず感心してしまう、作り込みっぷりである。美味しくて食べ応えもあって、味変までできるなんて至れり尽くせりではないか。

今回はサイズを小にしたのだが、より大きなサイズでも全く問題がなかった。しまった、せめて中くらいを頼めばよかった。とまあ、思わずそんな後悔をしてしまうほど満足度が高い1杯だった。

家で再現してみたいものだが、この絶妙な味を果たして出すことができるのだろうか。より『豚汁うどん にんにく味噌』を知るためにも、はなまるうどんに通う日々が待っている……そんな予感がしているぞ。なお、販売期間は2022年1月中旬までの予定である。

参考リンク:はなまるうどん 豚汁うどん
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼はなまるうどんの「豚汁うどん にんにく味噌」、要チェックだぞ

▼具だくさんで味が染みていてウマい! 

▼好きなタイミングで にんにく味噌を混ぜられるところも、とても良い