清瀬って埼玉だっけ? 都民でも時々分からなくなるのが東京都清瀬市。地図を見るとなぜ埼玉じゃないのか不思議になるくらい埼玉にめり込んでいる。ある意味、東京の最前線と言える。そんな清瀬の駅前をブラブラしていたところ、さも当然のようにラーメン自販機があった。
まるでジュースでも売っているかのような顔で並んでいたためスルーしそうになったが、とりあえず私(中澤)はこんな自販機初めて見る。カップ麺とかじゃなく、売られているのはガチのラーメン。っていうか、二郎系売ってるゥゥゥウウウ!
・大集結とは
『麺コレ』と名前までついているので、おそらくここだけではなく他にもいくつか置かれているのだろうと予想できるが、それよりも気になったのは「全国名店の絶品ラーメン大集結」という文言。いやいや……
3店舗ですやんッ……!
・少数精鋭
最初は5店舗かと思ったが、下の2つはカレーと餃子だ。しかも、カレーはラーメンと店がカブっている。大集結の最小数について思いを馳せてしまったことはさて置き、ラインナップは『俺の生きる道 夢のラーメン(1100円)』『麺処まるは BEYOND 背油みそラーメン(1200円)』『らあめん元(HAJIME)塩ラーメン(1000円)』の3つ。
名前からすでにこだわってそうな雰囲気をビシバシ感じるが、『俺の生きる道』は二郎インスパイア系だし、『麺処まるは BEYOND』はミシュランでも高評価らしいし、『らあめん元(HAJIME)』は東京ラーメンオブザイヤー誌で塩ラーメン部門を連覇しているらしい。少数精鋭というヤツか。
・自販機の二郎系は大丈夫なのか
だが、二郎系って自動販売機で売れるものなのだろうか? というか、その前に、これどういう形態で出てくるの? 色々疑問は尽きないため、実際に『俺の生きる道 夢のラーメン』を買ってみたところ……
ラーメンとスープが冷凍パックされた袋が出てきた。なるほどど冷えもん形式か。しかし、麺やスープはこれで問題ないとしても、二郎系のごつい肉ってパックできるものなんだろうか? 別にラーメン屋は冷食のプロではないし、やっぱり麺とスープだけで具は自分で調達なのだろうか。
と思いきや、ごつい肉入ってました。
麺もガッシガシや!
背油SUGEEEEEEEE!!
出来上がりはほぼ店。このまま売れるレベルだ。ちなみに、作ってみて気づいたコツのようなものを追記しておくと、スープのパウチの湯煎時間は「10分程度」と書かれているが、10分以上という認識の方が良いと思う。
なぜなら、スープのパウチには肉が入っているのだが、湯煎時間が足りないと肉が温まりきらないから。早く食べたいあまり、適当に9分くらいで切り上げたら肉の芯が冷たいぞ。
ただし、それ以外は特に注意点も見つからない。店舗で食べるイメージの強い二郎系ラーメン。それが自動販売機で買えるということに感慨深さを感じずにはいられない。さすが清瀬、最前線の街。
・今回紹介した自動販売機の情報
名前 麺コレ
場所 西武池袋線清瀬駅南口出たトイレの前
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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