絵を描く人の中には、自分の描いたキャラクターが動いているところを見てみたいという方も多いのではないだろうか。

ただ、絵を動かすというのは思った以上に大変なもの。専用のソフトは覚えることが多いし、かといってパラパラ漫画にするとしてもめちゃくちゃ時間がかかる。

絵なら1つのポーズを描けば作品として完成するけれど、アニメとなるとポーズとポーズの間の動きまで描かないといけないしな。

筆者は以前「漫画が描けるならアニメも描けるでしょ?」と言われたことがあるのだが、まっっっったく別のスキルです!!!!!と声を大にして言いたい。マジで。

しかし令和3年のこの時代、なんと1枚のイラストさえあれば簡単にキャラクターを動かせるアプリが存在していた!! これは革命なのでは……!?


・IRIAM

そのアプリの名は、「IRIAM」(イリアム)。

本人ではなく2Dまたは3Dのアバターを動かして活動を行ういわゆる「バーチャルライブ配信」をするためのアプリなのだが、自分で描いたイラストをアバターとして使用できるというのだ。


通常、バーチャル配信用のアバターを作る際にはこのように体のパーツごとにイラストを用意しなければならない。正直とっても大変。

しかしIRIAMでは1枚のイラストを用意するだけで、だれでもバーチャル配信を行うことができるそう。


・ヌルヌル動く!!

本当にそんなことができるのだろうか……? さっそくアプリをインストールし、実際に使ってみることにした。


ひとまず秋をイメージしたキャラクターの絵を用意してみた。IRIAM公式サイトから配布されているテンプレートに沿って描いただけの、何の変哲もない立ち絵である。


半信半疑のまま、イラストをアップロードしてみると……


動いたァァァアアァァァアアアアァアアァ!?!?!?!?!?!!?

カメラの前の筆者の顔に合わせて、画面内のキャラもヌルヌル動く!! 


しかも……笑顔まで搭載されている!! お母さんそんな顔描いた覚えありませんよ!? 何この高度な技術!?


背景のカスタムやカメラの感度を調整することも可能。スマホ1台で本格的な配信をすることができるぞ。


・湧き上がる疑問

ひとしきり遊んだ後、ふとある疑問が湧いてきた。

先ほどのイラストはいわゆる漫画タッチの絵で描いてみたのだが、全く違う絵柄でも認識してもらえるのだろうか?


そんなわけで、5分で描いたこちらの立ち絵を用意。シンプルの極み。

自分で描いたとはいえ、シンプルすぎるな……とはいえさっきの絵よりパーツも少ないし、認識もしやすいでしょう!! インストーーーーール!!



バグった。


どこをどう処理したらいいのか分からなくなってしまったのか、画面のキャラクターは先ほどとは違いピクリとも動かない。「さすがに手抜きすぎ」とIRIAMに言われた気がした。


よく見たら、公式サイトのガイドライン「デフォルメキャラなどはうまく認識されない可能性があります」ときちんと書かれていた。確認大事。

そのガイドラインにはイラストの作り方がとても分かりやすく説明されているので、自分のイラストを使いたいと思っている人は必ずここをしっかりと見ておくようにしよう。


・あなたも配信者デビュー

基本的に画面の指示に沿って進めるだけで誰でも簡単に操作ができるようになっているので、初心者でも気軽に手を出しやすいのではないだろうか。

自分のキャラクターがいる方には、是非1度試してみてほしいアプリである。愛着めちゃめちゃ湧くよ。

機材なども特に必要ないので、絵を描く人だけでなく配信をやってみたいと思っている人にもかなりおすすめのアプリだぞ~!!

参考リンク:IRIAM
執筆・イラスト:うどん粉
Photo:© 2020 IRIAM Inc.、RocketNews24.
ScreenShot:IRIAM(iOS)

▼ログインボーナスもあるぞ。ゲームみたい