低カロリーと低糖質を追い求める「低・低おじさん」(佐藤)です。皆さんはご存じだろうか? 無印良品にカレーがあることを。そんなの知ってるに決まってんだろ! という声が聞こえて来そうだが……。
私が言いたいのは「低糖質のカレー」があるのを知っているか? ということだ。
「糖質10g以下」のカレーシリーズはその名の通りにビビるほど糖質が低い! おまけにカロリーも超低い!! そして食ったら美味い! という理想的な商品だ。栄養成分表示を見たらあまりの低さにおったまげたよ!
・カレーの壁
無印の食品の中でもダントツの人気を誇るのがカレーだ。お店に行くと「レトルトカレーの壁」ができているほど種類も品数も多い。
2021年9月10日にリニューアルオープンした無印良品新宿では、1階の食品コーナーにはコッチにもカレーの壁! アッチにもカレーの壁! 店のあちこちに大量にカレーが並んでいる。
いっそカレー専門店でも始めたら良いのではないか? と思うほど “カレー推し” だ。それらの中に糖質を抑えたカレーがあるのを発見した。
ちなみに糖質を抑えたカレーについては、当編集部の原田が3種類の食べ比べに挑んでいる。
今回私は低糖質カレーの中でもとくにカロリーの低かった「チキンとトマトのカレー」(税込350円)と「チーズときのこのカレー」(税込350円)、それからトースターで焼くだけで食べられる「ナン」(税込190円)について紹介したいと思う。
いずれも作り方はカンタンだ。カレーは耐熱皿にあけてレンジで加熱、ナンはアルミホイルを敷いたトースターで加熱すれば出来上がる。
・チキンとトマトのカレー
正直申し上げて低カロリー商品をリサーチしている身でありながら、私はいまだにこれらの味を信用していないところがある。食べる前は「味が薄いんだろう」と決めてかかっているところがある。
このカレーに対してもそうだった。だが、ひと口食べるとその疑念は吹っ飛んだ。具材はゴロゴロと入っていてトマトの味がしっかりとしている。
舌触りがサラリとしているのは、小麦粉やでんぷんを使っていないからだろう。辛味もあるのにトゲトゲしさはなく、全体として優しい味に仕上がっている。
・チーズときのこのカレー
こちらは牛豚鶏などの肉類が一切入ってない。だがチーズが肉に代わる食感を補っている。ヒラタケの水煮とマッシュルームが歯ざわりがよくて、肉類がなくてもまったく物足りない感じがしない。
味はオニオンソテーをベースにしており野菜の甘さが際立つ。しょうがとにんにくの風味もよく、食べ応えもある一品だ。
・ナン
カレーだけでなくナンまで発売していたとは。しかもトースターで焼くだけなんて、無印のカレー攻めはすごいな……。
それはさておき、トースターで焼くだけなのに表面はパリっとしていて中はしっとり。こんなにカンタンに美味しいナンを食って良いのか? と軽い罪悪感さえ覚える美味しさだ。
サイズは小ぶり(1枚約50g)だが1袋に2つ入っているので、2つ食べれば十分にお腹を満たすことはできるだろう。
味は文句なしの無印クオリティ。手軽に本格的な味を楽しませる点においては、さすがだ。
・カロリーは?
問題はカロリー、そして糖質だ。「低糖質」をうたっている以上、数値は期待してよいはず。さて、栄養成分表を見てみると……。
チキンとトマトのカレー、127kcal! (糖質3.15g)
チーズときのこのカレー、88kcal!! (糖質6.75g)
ナン、1枚あたり135kcal!
ウオオオオオ! 低い! 低低(ひくひく)だ!! チーズときのこのカレーは100kcalを切ってる。ちなみに人気のバターチキンカレーは260kcalなので、この3つはそれをはるかに下回っている訳だ。
美味しくてしかも低カロリー・低糖質を求める人は要チェックだ! ただしナンは1食につき1枚にとどめるように。2枚食ったら低カロリーが台無しだぞ。