日本全国のお父さん、お母さんたち、今日も子育てご苦労様です。もうすぐ5歳になる娘のパパ、ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。いやー、自分で書いてビックリしましたけど、もう5歳ですよ、5歳。嫌でも「光陰矢の如し」を強く実感する今日この頃です。
さて、今回は我が家で編み出した超使えるライフハック「苦い薬をたやすく飲ませる方法」をご紹介させていただきます。「薬を飲んでくれない……」とお悩みの親御さんはぜひ1度この方法を試してみてくださいね。
・普通の薬は大丈夫
現在、保育園の年中さんの愛娘は、正直そこまで体が強い方ではありません。決して病弱ってワケではないんですが、咳や鼻水が出るたびに近所の小児科のお世話になっている次第です。
やっぱり保育園に通っていると、どうしたって “風邪っぽいもの” をもらって来ちゃうんですよね。発熱して寝込むようなことはほとんどないんですが、年がら年中なにかしらの体調不良を抱えている感じです(でも本人はメッチャ元気)。
だからかどうかはわかりませんが、娘はかなり薬慣れしています。処方された粉薬のほとんどは「水 + 薬」だけで飲めますし、薬のたびにごねることは特にありません。ただし「苦い薬」だけ除いては。
・戦争に突入
そう、娘が普段よく処方される風邪薬は、実はそこまで不味くないんです。スプーンに残った薬をペロッと舐めてみたところ、ほとんどがやや甘いんですね。これが世界基準なのかはわかりませんが「しっかりしてるなぁ、日本の医療は」と感心せざるを得ません。
話がやや逸れましたが、娘は「クループ(ウイルス性の呼吸器系の病気)」のきらいがあり、これまで何度かクループを患っています。普段の薬は大丈夫でもクループの際に処方される薬はメチャメチャ苦く、我が家は戦争状態に突入するのです。
ヨーグルトに混ぜても、アイスに混ぜても、また市販の「薬を飲む用ゼリー」に混ぜても効果はなく「イヤだァァアアア! イヤだァァアアア!!」と泣き叫ぶ娘。どうにか口に含んだとしても「オエッ」と吐き出してしまいます。
「味わうんじゃない」「そのまま飲み込んでしまえ」とこちらも必死にアドバイスしますが、効果はゼロ。真面目な話、薬を飲ませるだけで30分くらいかかるんですよ? 1日2回のお薬タイムはまさに「戦争」です。
ところが──。
つい先日、偶然にも苦い薬を娘にたやすく飲ませる方法を編み出してしまいました。用意するのは薬とヨーグルト、そして「スマホ」です。まずはあらかじめ、薬をヨーグルトに混ぜて用意しておきましょう。
で、お次に娘にスマホを渡し、好きなYouTubeでもゲームでもいいので遊ばせます。そして娘が集中している隙に……
食わす!
これだけです。たったこれだけなんです。要するに意識をスマホに集中させることにより、娘の味覚も鈍くなっているのでしょう。これまでは何とか苦みを感じさせぬよう “食べ物側” を工夫していましたが、意識を味覚以外にそらせば良かったんですね。
・意識をそらせ
当然、全てのお子さんに有効かはわかりませんが、我が家と同じ「戦争状態」なら1度試してみる価値があるのではないでしょうか? 本当、あまりにも薬を飲んでくれないとこっちもイライラしちゃいますし、そもそも体調が悪い子供に体力を消耗させるのも得策とは思えません。
というわけで、「子供に苦い薬をたやすく飲ませる方法」はスマホを使ったライフハックでした。もちろんテレビでも絵本でも構いません。子供の意識を別にそらすことが重要です。この方法を編み出した結果、我が家は終戦を迎えました。ラブ & ピース。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.