ワクチン接種の広がりと共に、新型コロナウイルスの影響は徐々にやわらいでいくはず。とはいえ、まだまだ予断を許さない状況であり、安心して旅行に行けるのは先になるだろう。特に海外旅行は厳しい気がする……。
そこで私(佐藤)は、都内で利用できる海外食材のお店を探索している。今回紹介するのはブラジル・ペルーなどの南米食材を扱う「キョウダイマーケット」だ。ここを訪ねて初めて目にした「インカコーラ」はどんな味なのだろうか?
・ブラジルをはじめとする南米食材
お店のことは、当サイトに届いた1通の問い合わせによって知った。東京・JR五反田駅の東口から歩いてすぐのところにあるブラジル食材を扱う同店が、どんな感じなのか知りたいとのことである。
実際にお店のある場所へ行ってみると、そこは立派なオフィスビルだった。6階に店舗があるらしく、なんでこんなのところに? と思ったら、同じ建物に在京ブラジル総領事館が入っており、その関係でブラジル食材を販売しているようだ。エレベーターを出たら、いきなりお店!
中に入ると、棚には見知らぬ食材やドリンク、スパイスなどがズラリ! と並んでいる。コーヒー・紅茶にチチャモラーダ(紫トウモロコシが原料のジュース)。
オリーブの瓶詰やスパイシーなソース。
ペルー原産の香辛料も豊富に取り揃えている。
そのほか南米料理では欠くことのできない、ジャイアントコーン・カンチャコーンなどの豆類。
それからチルドのソーセージや、オーブントースターで焼く「エンパナーダ(ミートパイ)」まであった。パイの味が気になったけど、今日は保冷バッグを持ってないから買って帰れない。念のため持って出るべきだった。残念……。
冷凍庫に入ったグルグル巻きのソーセージ(リングイッサ)を、いつか買って帰るぞ。そして1人で端から食うんだ! あのグルグルソーセージを。
・インカコーラの味は?
今日はお試しということで、手軽に買える商品を3つほど購入して帰った。
まず1つが、ブラジルの食品メーカー「マリラン」のウェハースチョコレート(115g 税込135円)。サイズの割に安いと感じて手に取ってしまった。
特にブラジルを感じる類の味ではなく、標準的なウェハースであった。サクサクで美味しいよ。
次はアメリカ産のタバスコブランドのチョコレート(50g 税込680円)。缶のデザインが可愛らしくて購入した。
フタを開けると、8ピースのチョコがキレイに並んでいる。
食べてみると……普通のチョコレートじゃん。と思ったら、食べ終えた直後に辛い! 時間差攻撃か!? 完全にダマされた! 辛い!! このチョコは数年前にネット上で「美味しい」と話題になっていたらしい。しかし辛いモノが得意でない私の感想は辛い。ただ辛いだ。チョコなのに辛い。チョキショー……。
そして最後にインカコーラ(450ml 税込162円)。
名前だけは聞いたことがあるけど、実物を目にしたのは初めてだ。元は「キナ」という薬草を使用した健康飲料なのだとか。アメリカ原産でペルー料理との相性が良いそうである。
見た目から、その昔販売していた「メローイエロー」みたいな柑橘系の味を想像したが、味わったらかなり甘い。まるでかき氷シロップを炭酸で割って飲んでいるみたいだ。甘い炭酸飲料が好きな人は、かなり気に入るはずである。
ちなみにお店はネット通販を行っており、先に挙げた3つの商品も購入可能だ。気になる方はサイトをチェックして、奥深い南米食材の世界を覗いてみてはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 キョウダイマーケット
住所 東京都品川区東五反田1-13-12 いちご五反田ビル6階602号
時間 9:10~19:00 土日10:00~18:00
定休日 無休(年末年始を除く)
参考リンク:キョウダイマーケット
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
※画像の掲載には店舗の許可を得ています
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]