バーガーキングの「超ワンパウンドビーフバーガー」に新作が登場だ! その名も「東京テリヤキタワー 超ワンパウンドビーフバーガー」。2021年6月25日14時から、7月8日までの期間限定で販売が開始された。

その名の通り、今回はテリヤキだ! 圧倒的な肉肉しさが約束されている本シリーズに、日本を代表する味の一つと言っても過言では無いであろうテリヤキ風味が加わったら何が起こるのか? さっそく食べてみたぞ!

・肉の壁

お値段は単品で税込み1380円。今回もハーフカットをお願いし、持ち帰ったのがこちら。


パカッと開くと、チーズとテリヤキソースがウマそうに糸を引く。お馴染みの香ばしい直火焼きビーフパティの香りが脳と胃を震わせる。このシリーズは、毎回こうやってハーフカットを開く瞬間がたまらない。


・テリヤキ vs 肉

が、ここまでは既にもう何度も体験済み。今回はテリヤキソースが超ワンパウンドとどのように融合しているかがキモだ。さっそく食べてみると、これは……ッ!


一口頬張ると、口の中で激しくせめぎ合うテリヤキと肉の味。いや、せめぎ合っているというのは気のせいか。肉の味が優性だ。なんということだろう。圧倒的すぎる肉の量に、テリヤキフレーバーが押し負けた感がある。

これはちょっと味のバランスが良くないのでは? 一瞬そう思ったが、どうも食べ進めるとそうでもなくなってきた。真ん中あたりは肉とテリヤキ味がちょうどいい塩梅だ。

しかし、そこを過ぎると少しずつテリヤキフレーバーが濃くなってきて、ちょっとクドい。この断続的な味の変化は、いったいどういうことだろう? 真ん中あたりの塩梅がベストだというのに。


・敵は重力

最後まで食べたところで、それは明らかになった。断面でもお分かりいただけると思うが、テリヤキソースは主に一番上のバンズのすぐ下辺りに塗られている。


バーガーを縦にして食べていると、テリヤキソースが重力に敗北し、下に流れ落ちていくようなのだ。そのため、上にしている方はテリヤキ薄めで、肉の味にかき消され、少し微妙な感じになってしまっていたもよう。

そして中心部が一番ちょうど良く、後ろに行くほど流れて溜まったテリヤキソースでヒタヒタになり、一番奥の外周部などはほぼ全層がテリヤキフレーバー。


なるほど、どうやら今回は、いい塩梅にテリヤキフレーバーを楽しむにはちょっとしたコツが必要なのかもしれない。ウマい具合に重力と折り合いをつけ、テリヤキソースをバーガー全体に行き渡らせて食べるのが良さそうだ。

もしくは、包み紙に流れ出たテリヤキソースに、バーガーをディップして食べるなどもアリかもしれない。


味のクオリティとしては、ベストだった中心部付近を指標にするなら、安心と安定のテリヤキフレーバーに圧倒的な肉の物量で、つまりは最強という感じ。約束されたテリヤキ肉ヘヴンが、そこにある。

なお、店舗によっては扱いが無く、売り切れ次第終了するもよう。全国の肉が大好きなテリヤキバーガーファンは、今すぐバーガーキングにGO! 腹いっぱいに堪能してくれ!!

参考リンク:バーガーキング
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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