2021年6月15日、東京駅の商業施設「グランスタ丸の内」に、スムージー・ジュース専門店「ジャンバ キッチンラボ グランスタ丸の内」がオープンした。ジャンバは世界で870店舗以上を展開する、アメリカ発祥のチェーンだ。

オープンしたお店は世界初となるデリカフェである。実際に利用してみたところ、オシャレなスムージーと、栄養のある美味いフードやスイーツを提供していると判明。特にグルテンフリーの「バスク風チーズケーキ」の美味さにはかなり驚かされた……。

・東京駅グランスタに新しいお店

ジャンバの日本1号店は2020年8月、東京・渋谷のレイヤードミヤシタパークに期間限定で出店。一度は出店期間を終えるも、今年の5月末から9月末まで再び同施設にお店を出している。

一発目のオープン当初、私(佐藤)もお店を訪ねたが、連日長蛇の列で利用を断念した覚えがある。その時、90分待ちとかだったんだもの。諦めざるを得ないよ……。


ジャンバは現在、先に挙げたミヤシタパーク再出店のほか、東京ドームシティラクーア、横浜ポルタ、南町田グランベリーパークにも店舗を構えている。今回紹介するのは、それらの中でももっとも新しいグランスタの店舗。しかも、アレンジ可能なデリプレートを用意している世界で初めてのお店でもある。


お店にたどり着く前に、「まさかまた90分待ちとか……」と一抹の不安が脳裏をよぎったが、平日の午前(10時頃)は全然混み合っている様子はなかった。週末の昼時は混雑が予想されるが、少なくとも今回は余裕で入店することができたぞ。


・身体に優しい品々

お店に入ると、入り口のショーケースにならんだ色とりどりのフード商品が出迎えてくれる。サラダやサンドイッチ、スイーツなど種類が豊富でどれも美味そうだ。


これらの中から欲しいものを選び、カウンターで好みのスムージーを注文するという訳か。ジャンバ定番の「クラシックスムージー」や、植物由来の素材を使った「プラントベーススムージー」、効率よくタンパク質を摂れる「パワースムージー」など、さすがスムージー専門店だけあってバリエーションも豊かである。


ちなみにデリプレートは、11種類の中から好みのモノを選んで自由にアレンジできるのだとか。私はスイーツに目を奪われてしまったので、今回デリプレートは見送った。また後日にでも改めて頼んでみるとしよう。


・青いスムージー

色鮮やかなフードとスムージーの中から選んだのは、日本限定の「ソライロ・コージー」Mサイズ(税別628円)、「マンゴーパッションプリン」(税別437円)。それからグルテンフリーの「バスク風チーズケーキ」(税別528円)の3品である。


これがジャンバのスムージーか! 昨年諦めたスムージーがようやく飲める。鮮やかな青色は「スピルリナ」という藻類の一種によるもので、これから抽出した食品用天然着色料を使用しているのだとか。パッションフルーツの甘味に塩こうじを加えることで、甘じょっぱい味に仕上がっている。飲み口はとてもサッパリしていて、クセがなく飲みやすい。


・マンゴーパッションプリン

プリン好きの私としては、どうしてもコレを外すことができなかった。トップにはココナッツを使ったクリームをあしらっており、マンゴーの果肉が添えられている。


生地は口当たりがなめらかで、後を引かない優しい甘さをしている。人工甘味料等を使っていないので、身体への負担は軽そう。罪悪感も軽いかも?


・バスク風チーズケーキ

そして最後にチーズケーキ。トップにはしっかりと焦げ目がついていて、苦そうに見えるんだけど苦味はまったくない。タルトを思わせるサックリとした歯触りで、ケーキそのもののしっとりとした感触を際立たせている。


「グルテンフリー」、つまり小麦粉を使用していない訳だ。「頼りない味なのでは?」と思いながらひと口食べてみたが、全然しっかりしている! むしろ小麦粉を使わないことで、よりなめらかに仕上がっているんじゃないか? と感じさせるくらい舌触りが良い!


ジャンバは人工甘味料・合成着色料不使用。今回初めて利用してみて、そのこだわりを感じ取ることができた。しかもただ使わないだけでなく、美しく美味しく仕上げている。ベジタリアン・ヴィーガンフードもここまで進化したかと驚かされるばかり。身体に気を使ってる人は、一度立ち寄ってみるといい。ここには求めているモノがあるはずだから。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ジャンバ キッチンラボ グランスタ丸の内
住所 東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 JR東日本東京駅構内地下1F 改札外
時間 8:00~22:00 日・連休最終日の祝日 8:00~21:00
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:ジャンバ流通ニュース
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24