バイキングレストランの「すたみな太郎」は、2021年1月よりテイクアウト限定で「爆盛シリーズ」の販売を開始した。これまでナポリタン(約1.6キロ)や鶏のから揚げ(約1キロ)、豚しょうが焼き(約1キロ)などの販売を行っている。
そこに新たに夏の定番料理である冷やし中華が加わった! 重量は期待を裏切らない1.6キロだ!! 実際に購入してみたところ、冷やし中華そのものも衝撃的だったが、私(佐藤)は別のあるモノに驚かされた。そのあるモノとは……。
・箸の数が……
箸だ。破壊的な量の爆盛商品でありながら、持ち帰った袋に入っていた割り箸はなんと1膳!
1人前を軽く凌駕する量の冷やし中華であるにも関わらず、箸は1膳……。1人で食えということなのか。いや、きっと買いに行った私が「大食いの男」に見えたのだろう。だからお店の人は気を回して箸を1膳にとどめたんじゃないか。そう考えると、私の実力を高く見積もってもらえて非常に嬉しい。
・1.6キロ税別1000円!
驚くのは箸の数だけじゃない。その値段もかなりのインパクトだ。1.6キロで税別1000円! コスパが高すぎる!!
サービスメニューにも程があるだろう。採算度外視している気がしてならない。だが、爆盛シリーズに新商品を投入してきたところを見ると、売れてるんじゃないかなあ。
・麺!
この量でこの価格、買わない理由が見つからない。ということで、東京・高田馬場の「すたみな太郎NEXT BIGBOX高田馬場店」を訪ねた。
注文にあたって、ひとつアドバイスがある。事前に電話でテイクアウト注文をした方が、受け取りがスムーズだ。店頭でも注文は可能だが出来上がるまでに時間がかかる。私は注文から持ち帰りまで30分も待つことになった。
そんな訳で店外で時間をつぶしてから商品を受け取って帰った。さて、実物を見てみると、全部が規格外のデカさだ。
付け合わせの具材は、これだけでちょっとしたサラダみたいだ。タレはまるでアイスコーヒーのように見える。グラスに注いで置いてあったら、間違えて飲んでしまいそうだよ。
なにより麺がヤベえ! 尋常じゃない量だ。
暑さをやわらげるためにコレを食ったとしても、食べ終える頃には汗だくになってそうだ……。
・食べよう!
よし、食べよう! まずは具材を盛らねばならぬ。何も乗っていない麺はまるで真っ白なキャンバスだ。この上に具材を盛って “俺流” 冷やし中華の絵を描いていこう。
具材はやっぱりバランスよく盛り付けないとね。
全体に均等に盛り付けたら、タレをかけよう。ムラなく丁寧にな。
タレが流れ落ちる様子は滝のようである。
よしできた! 俺流冷やし中華、完成で~す! ウインナーの存在感が際立ってるな。できれば、ハムにして欲しかったなあ。
食べてみると、これだけ量がありながら、味は食べ慣れたいつもの冷やし中華だ。麺はコシがあってツルツルシコシコしている。う~ん、美味い! こりゃ、いくらでも食えそうだな。もしかしてペロリと行っちゃうかも?
うん、徐々に減ってきた気がする。今のところ順調なペースだな、うん。
本稿の写真を撮影してくれている当編集部のYoshioにもちょっとは分けてあげたいけど、箸が1膳しかなかったし……。それにコロナ禍の今は食べかけを取り分けするのも、あんまり良くないしね。ごめんよYoshio。
よく考えたら、今シーズン初の冷やし中華だわ。どうりでやたらと美味く感じる訳だ。なんでも久々に食うもんは美味く感じるよな。それがシーズンモノだったら、なおさらだよ。
え? 食べているよりもしゃべってる時間の方が長いって? 気のせいだよ。だって、こんなに減って来てるもん。確実に食い進んでいるから、安心してくれ。
だいぶ減って来たし、この辺で一旦休憩しよう。あまりペースを上げ過ぎるとね、後で堪えるからね。ゆっくりでも確実に前に進まないとね……。
う~ん、一旦箸を止めるとなかなか再開するのが難しくなって来たな。このままフタをして、家まで持って帰るか。慌てて食う理由はないしな、今日の晩御飯も冷やし中華だな……。
あれ? Yoshioは? Yoshio! Yoshioーーーッ!!
とにかく安くて量が多いので、2食分・3食分に小分けにして食べるのもありだ。いつでもお腹が空いてしまう若者や、大食漢にオススメだぞ~!
・今回訪問した店舗の情報
店名 すたみな太郎NEXT BIGBOX高田馬場店
住所 東京都新宿区高田馬場 1-35-3 BIGBOX 9階
時間 ランチ11:00~16:00 ディナー16:00~20:00(短縮営業中)
定休日 なし
参考リンク:すたみな太郎
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]