10人いれば10通りの食べ方があると言われる吉野家の牛丼。これまで本サイトでも様々な食べ方をお伝えしてきたが、結局、私(中澤)はシンプルな食べ方に戻ってきた。しかし、今回は戻れないかもしれない。
吉野家の “通” がオススメする食べ方「白井式ねぎ玉牛丼」が激ウマすぎたのだ。普通に卵ぶっかけてた時代が懐かしいぜ……。
・白井式ねぎ玉牛丼の良いところ
「白井式ねぎ玉牛丼」は、吉野家の公式ガイドブック『吉野家FAN BOOK(税込み1100円)』に載っていた食べ方の1つ。「真の吉野家通が教える、ツウなカスタマイズ」というコーナーだ。
以前の記事で、本コーナーから右京丼を試してみたらウマかったため、今度は白井式ねぎ玉牛丼にも手を出してみたわけだが……まず、結論から言うと非常にナイスですね。私(中澤)が白井式ねぎ玉牛丼を良いと思った点は3つある。
一つ、安い。
リピるようになるアレンジは価格も大事。白井式ねぎ玉牛丼はトッピングにねぎ玉子を使うのだが、逆にそれしか使わないため、並盛だと一杯505円で食べられる。吉野家での食事と考えても十分にリピりたくなる安さではないだろうか。
一つ、美しい。
牛丼の上に、黄身の花が咲く白井式ねぎ玉牛丼。茶色だけではなく緑と黄色が鮮やかで写真映えする。見た目の美しさにも気が配られたアレンジなのだ。
一つ、ウマイ。
これが無ければ料理としては台無しになってしまうわけだが、見た目だけではないのが白井式ねぎ玉牛丼の良いところ。しかも、味を底上げしているのはアイデアのため、前述の通り価格も505円と決して高くない。さすが “通”。吉野家を普段使いする者のポイントを押さえている。そんな白井式ねぎ玉牛丼の作り方は以下の通り。
・白井式ねぎ玉牛丼のやり方
1. まず、牛丼とねぎ玉子を注文しエッグセパレーターを借りる
2. エッグセパレーターで黄身と白身を分け白身をねぎの皿へ
3. 白身がふわふわしてくるまで混ぜる
4. ねぎを牛丼にかけて黄身を乗せたら完成
──吉野家のねぎには辛みそのようなタレがかかっているのだが、これが白身の甘みと混ざるとかなりウマかった。このねぎ+白身だけで一度牛丼を味わってから黄身を乗せてコクの濃淡を楽しむのも良いかもしれない。
・白井って誰やねん
ところで、これまで散々「白井式」と連呼してきたわけだがこう思った人もいるのではないだろうか。「白井って誰やねん」と。
お答えしましょう。楽器店『シライミュージック』店主の白井としみつさんです。要するに、このアレンジをオススメしているのが白井さんなわけだが、特に吉野家の関係者ではない上に、芸能人でも料理人でもないところが逆にガチ感があってヤバイ。
そんなガチすぎる『吉野家FAN BOOK』には、通販サイトで購入できる商品のアレンジレシピなど、実際に使える情報が他にも数多く掲載されている。吉野家の秘密を知ることができる一冊となっているのでファンは要チェックだ。
参考リンク:宝島社「吉野家 FAN BOOK」、Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.