マクドナルドの人気商品である「てりやきマックバーガー」。しかし、いくら人気だからと言って、現在5種類も展開されているのは多すぎではないだろうか。
レギュラーメニューのてりやきマックバーガー(税込み340円)、てりやきチキンフィレオ(税込み370円)に、2021年5月26日から、赤辛てりやき(税込み390円)、黒胡椒てりやき(税込み390円)、親子てりやき(税込み390円)が加わったのだ。こんなのどれを食べたらいいか分からないよ! そこで全部買ってみた。
・見た目から感じる特徴
包みを開けてみると、どうやらバンズは全部一緒のようだ。ペチャッとなっているものもあるが、これは5個を1つの袋でテイクアウトした関係でなったものなので気にしないでいただければ幸いである。
さて置き、新商品を1つ1つ見てみると、赤辛てりやきは てりやきマックバーガーに赤いチーズが挟まれており、黒胡椒てりやきは てりやきマックバーガーにベーコン、親子てりやきは てりやきチキンフィレオに玉子という感じ。
・レギュラーメニュー
まずは、てりやきマックバーガーを食べてみると、柔らかいポークパティに甘辛いタレとマヨネーズのハーモニー。相変わらずウマイ。
続いて、てりやきチキンフィレオは、てりやきダレに浸されてもサクッとしているチキンカツの食感が印象的。若干さっぱりした味わいは、てりやきのバリエーションとしてアリだ。
さて、問題はここから。赤辛とか黒胡椒とか言っているが所詮てりやき。新商品3種はこの2つをスルーしても選びたくなるほどのものなのか?
・赤辛てりやき
しかも、赤辛に限って言うと、マクドナルドの辛さであることを忘れてはいけない。辛さ推しの店ではないどころか、ニッチではなくマスに向けたハンバーガーチェーンである。
こういったハンバーガーチェーンの言うスパイシーが本当にスパイシーだったことってあったっけ? 辛さとも言えない薄い辛味がすでに舌に感じられるようだ。そこでまずは赤辛てりやきから食べてみたところ……
辛ッ!
七味マヨソースが思っていたより辛い。いや、もちろんガチで激辛をウリにしている店や商品ほどではないのだが、口の中がカッカッして、てりやきの甘みもチーズの味もあんまり感じない程度には辛い。マクドナルドで考えると、これまでのレベルを振り切っていると言えるだろう。
・黒胡椒てりやき
これと同じく、黒胡椒てりやきも結構キテいる。マヨソースに黒胡椒が効きまくっているのだ。両方とも、このマヨソースがてりやきソースを超える存在感を発揮しており、もはやてりやきマックバーガーとは別物になっている。マクドナルド突っ込んできたな。
それほどに個性的なため、食べ比べると、てりやきマックバーガーの良さも分かりやすい。味のまとまりと完成度の高さはやはりてりやきマックバーガーが一段上であるようにも感じた。
・親子てりやき
ちなみに、親子てりやきは、食べてみると玉子のモフッとした食感が印象的。個人的には、その玉子がチキンカツの食感を殺しているようにも感じないことはなかったが、とにかくボリューム派にはこれが一番オススメである。
というわけで、結論を言うと、全部食べてもどれを食べていいか分からなかった。それほどに、マクドナルドのてりやき5種は完全に味が差別化されておりハズレらしいハズレが見当たらない。さすがはマクドナルドの誇り・てりやきマックバーガー。好みと気分で選んで損はしないキャンペーンと言えるだろう。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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